火打山 2461.8m(百名山) 新潟県妙高市
2006年10月21日 青空+ガス? 単独 35863歩 走行距離(笹ヶ峰) 109.8k
自宅発5:10〜笹ヶ峰高原駐車場6:36〜黒沢7:17〜高谷地ヒュッテ9:06〜山頂10:37〜 影火打11:10〜火打山頂11:35(5時間休憩含む)
下山11:50〜高谷地ヒュッテ12:55〜登山口15:13〜自宅着16:45 (3時間25分休憩含む)
今年の紅葉狙い山行の一つであったが、まごまごしているうちに紅葉の方が先に駆け抜けていった情報にちょっと残念
が、それはそれで、晩秋を楽しめそう。
大きな期待で家を出る
車を走らせているうちに雲行きが怪しくなってきた。
笹ヶ峰にぐんぐん上っていくとガスで道路も周りもなんにも見えなくなってきた。
白線を頼りに何とか走るものの、テンションがどんどん下がる。
お隣の妙高山に行ったときのことが頭をよぎり、やめようかなんて思ってみたり、ここまで来ちゃってガソリン代がもったいないぞ、と しっかり家計のことも考えてみたり、うだうだ考えながらも、ハンドルさばきは慎重に。
ところが駐車場についてびっくり!
さすが百名山、寂しげな駐車場の予想は見事にひっくり返された。
6:36 30台駐車可のほぼ7割が埋まっていた。 真っ白の世界だったが、ここはガスが上がり始めていた。 諦めないで来るもんですね |
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落ち葉が濡れてしっとりしています (濡れ落葉にも魅力は充分あるんですよ) 空気はヒンヤリ 一気にテンションが上がりますね こんな感じの木道がずっと続いています。 散策気分ですね。 思索に程遠い私はさっさと歩きますが |
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6:53 この標識はありがたかった (でも最後の方になると、まだこんなにと恨めしく思えたりでしたが) |
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山全体が黄金色に輝いています 適度に葉の散った林は、奥の方まで見通せ、霧と相まって幻想的 |
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7:17 黒沢橋 ここから本格的な登山道が始まるよう 駐車場の車の多さの割には静かな登山道です |
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この付近は オオシラビソを主とする針葉樹林帯です。全般に針葉樹林を欠く山岳の多い日本海側としては 貴重な群落であり、新潟県では他に苗場山、平ヶ岳、巻機山等で見ることができます。 ということです |
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8:32 妙高山ルートとの分岐 十二曲がりの急登は先日の餓鬼岳の百曲がりにも負けないくらいの手応えだった |
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梯子を登ればアルプス展望地なはずだが 今日は一面の白い世界が楽しめます 大きな岩にそれでも登ってみたやっぱり 楽しくない白い世界だった! |
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9:06 高谷地ヒュッテ ガスの中にひっそり浮かび上がってきた 気温もかなり下がり、ここでフリースを羽織る。夏用の手袋では手も冷たくなってきた。(ザックにフリースの手袋を入れたつもりがどうやら車の中に忘れてきたらしい) 先が長いので、体が冷えないうちに歩き出す |
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ヒュッテ横の湿原 ガスの流れが速く、瞬く間にまた白い世界に包まれてしまった |
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9:12 天狗の庭(何で天狗の庭なんだろうか、私が知っているだけでも3箇所あるよ) 一瞬奥の山が顔を出した瞬間を撮る。でもどこの山? |
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なんともすばらしい展望が待っていた。 でもどこの山? |
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尾根伝いに歩いているとすぐ目の前に2羽の小鳥が 近づいても逃げる様子もない。 鳥には全く疎いのが残念です。 ルリビタキ? |
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10:22 ここでまたもや 「もうすぐですよ」攻撃だ。 「ありがとうございま〜す」 とはいうものの 心の中では 無視!! だってまだ9分の8の標識を見たばかりだもん。 まあ大きい意味ではもう少しかもね なんてブツクサいいながらどこまで続くかと思われる階段に辟易気味。 |
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ガス名物の雷鳥のお出ましですよ。 お腹の方はもう白くなっているんですね こっちに気を向けようとするが おかまいなし。何を一心不乱に啄ばんでいるんでしょう |
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10:37 火打山 2462m 青空が広がっている でも周りはガスの中 頭の上だけが青空状態ですね あんなに車があったのでさぞやと思ったら2組の御夫婦と単独男性だけだった。 うれしいことに皆 妙高山へ? 私と同年輩っぽい御夫婦は名古屋からだそうな。 昨日高妻山で今日火打山 明日は雨飾山という恐ろしい御夫婦だ。「だってめったに来られないから、もったいないでしょっ」て。もったいないとかって問題ではないと思うのだが、すごい気力・体力だ。 |
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ホットコーヒーで体を温め、さっそくコーヒー牛乳男さんの情報を確かめに行く。 もったいないくらいぐぐっと下るのです。 でも登山道はとっても歩きやすい土です。 花の時季にはきっと一面のお花畑が広がっていそうなのどかな感じ(ドライフラワーがたくさんあったよ) ガスの流れの合間に山頂が見えた |
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振り返るとこれまた火打山がさっと顔をだしてくれた 結局火打山はこの時に現れただけだったから、やっぱりコーヒー牛乳男さんに感謝ですね |
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稜線はまったりできそうないい感じですね かなり広いですよ |
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11:09 トホホな標識 影でしかないのね。 下るとき青年にあっただけだった。 確かに静かな稜線漫歩が期待できそうだ。 火打山山頂直下であの御夫婦が下ってきた。私の話に来る気になったらしい。 根性が違うのだろうか。 あの高妻を昨日登ったとは思えない足取りだった。 私もまだまだ修行が足りないな! |
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火打山を下り始めると20人くらいの団体さんがやって来ました。あの御夫婦は山頂に戻った時びっくりするでしょうね。 私にはぐっとタイミングだったが。 紅葉の終わった岳樺の白い幹の織り成す世界もとっても好きです。 |
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ガスと岳樺 下木の黄色 いいですね |
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さっきはガスで見えなかったがメルヘンチックな風景ですね。 ヒュッテでテレモス最後のお湯でホットレモンを飲み一休み。 頭上は青空状態がずっと続いていますが |
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落ち葉に石が隠れているので慎重に下ります | |
もうすぐ白い世界に |
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豪雪地帯だから? | |
15:13 今日のヒュッテはにぎやかでしょうね 明日は青空の山を楽しめることでしょうよ いいなあ |
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でも駐車場からはこんな青空が見えたから満足ですよ。 | |
ところが 下り始めると またまたガスだ。 10分とたっていないのに キャンプ場を境に変わるのだろうか。 この後本当に真っ白になり18号線に出る頃には雨までぱらついてきた。 最後まで妙高山 火打山はベールの中だった。 来年リベンジですね |