御飯岳  2160m  高山村・群馬県嬬恋村

2006年6月4日 晴れ  山岳クラブ(9名)

長野東高速道付近7:40〜登山口8:40〜山頂12:35〜登山口15:15

3日の小日向山に続き、今日も山岳クラブでの山行
昨日はゆっくりペースで、景色も堪能して来たが、今日は大変な山行となった。
道なき道を、ジャングルのように(ジャングルは行ったことないけれど、きっとこんな感じだと思うわ)すごい笹の藪漕ぎ登山だった。
普通の登山では使わないだろうと思える筋肉も総動員して、の初体験(大変とも言うかも)だった
笹が背丈を完全に越しているので、前後の人との間隔にも気を払いつつ(最初は夢中でそこまで気が廻らなかったような)やっぱり笹と格闘する。
山頂付近になればきっと笹もなくなり快適な登山道に、の期待も空しく、やっぱり笹と格闘する。
という全山笹との格闘に明け暮れた山行でしたよ。
下りでは私もトップ(ヒョエ〜)の大役をおおせつかりましたが、やあ本当に難しかったよ。
笹は風のせいで(たぶん)沢の方に倒れているのですが、
道を選ぶ時どうしても楽な歩きやすい方に行っちゃうんですよね。
するとどうしても本来の下るべき方角からどんどんずれて、沢の方に行ってしまうのです。
後ろの方から、「もっと左の方に!」「ペースが速い!」自分の後ろを8人もの人が・・・責任重大だぞ。
お情けの「合格!」をいただきましたが、正直 地形と方角を読みながらの藪漕ぎは本当に難しいです。大藪地獄にはまり、みなさんごめんなさいね
遭難者多発の看板にさもありなんととても納得。
登りでもこんな藪漕ぎの場合は、自然に体が沢の方に行っちゃうそうです。
絶対に一人じゃあ来ないよ。
普通の登山道が恋しいよ。

8:40
ムム、雪が少ないぞ、ってかほとんどないぞ
上の道路の際の登山道?に入ったとたんの藪漕ぎです
やっと雪渓が現れましたが、かなりの勾配です
昨日の小日向山行より結構斜度がきついですよ。
ここはロープで滑落しないよう、確保して登ります
左手の笠岳の後ろに鳥甲山も、岩菅山、苗場山なんかも見えます
ここが山頂と思ったら、まだピークがあり、がっくり
でももう眼の前です。
たぶん、きっと・・・・
12:35
やあ着いたよ、山頂だよ!
でも展望は良くなく、とても寂しげな山頂です。
浅間山、湯の丸山なんかも見えました
ここは写真を撮ってさっさと下ります。
さっきの雪渓で、アイゼンの使い方の練習をしますよ。
私のアイゼンのデビューですよ。たのむよ!
滑落したら、体の向きをうつぶせにして、アイゼンを胸に引き寄せ、少し斜めに、左手をトップに(左利きなもんで)
右手で柄の方をしっかり握ります。そして足は上げ気味に。つま先が雪面に着いていると、スピードの反動で、体が一回転しちゃうそうです。(だるまさんのようにころがっちゃうんですね)
一回で止まらない場合はまたうつぶせ体勢になり同じ事をしますよ
皆さんも練習のために少し登り返します
笹薮漕ぎで、登山口よりかなり右手に行ってしまったので、道路への崖をロープを使い降ります。
これも勉強になりますね
やっと道路に出られ、皆ほっとして、
広い広い道をのんびり歩きます

やあ道の上は快適だなあ
15:15
登山口にやっと戻りました。
ガスがいい感じで出ていました。
道路際に イワナシが
みんなの無事下山を祝福してくれていました
眺めればとても近そうなんだけれど
遭難多発地域の看板が今日の過酷さを物語っていましたよ。

明日はきっと、いつもとは違う筋肉痛だぜ


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