爺ガ岳 2670m  北アルプス 大町

2006年7月22日 晴れ 単独  30535歩 走行距離 131k  アクエリアス125円

自宅発5:20〜扇沢登山口6:50〜種池山荘9:33〜南峰10:30 2時間43分(種池山荘まで)
南峰下山11:05〜種池山荘11:30〜棒小屋乗越方面へ11:35〜種池山荘12:45
下山12:55〜扇沢登山口14:50〜自宅着16:30 1時間55分

4日の唐松岳以来なんと18日ぶりの山行ですよ。
毎日毎日お天気が悪くていやになっちゃいます。早く梅雨が明けてほしいですね。
今日は梅雨の間のほんの晴れ間でした。もちろんチャンスは逃がしません!
15日には麓まで出かけたものの、雨が降っていたので即ユーターンして朝風呂に入って帰るという情けなさでしたが、今日はしっかり歩いてきましたよ。
裏銀座縦走を計画しているので、足慣らしをしたかった
(爺が岳が足慣らしになるかは問題だけど)
ちょうど今日 唐松岳に行く山岳クラブの車が、私の前を走っていた。
コンビニに停まったので、ご挨拶だけして、私はその先を左に曲がります。
きっと同じ頃に鹿島槍をはさんで、両方から景色を堪能したに違いないね。
この雨で雪もかなり消えたようで、逆に少なさにびっくりしました。でも、種池山荘直下は、本当に融けたばっかりって感じで、コバイケイソウはまだまだ小さかったです。3年連続の当たり年になるんでしょうかね。

コースタイムだけど、休憩を入れての2時間43分、マップのコースタイムは休憩なしで3時間50分。これってどういう基準なんだろうかといつも思ってしまう。別に早足で歩いているわけでもないんだけれど、過去の記録もだいたい2時間30分ぐらい、1時間以上も違うって変だよな。
どちらかというと、早い方なので、休憩を入れてちょうどコースタイムというのが、目安になっているんだけど・・・ここばかりは違うようだ。

爺ガ岳は、気楽に登れて、山頂からの景色がとても素敵なので四季折々何度も来ているが、
今日も素敵な景色を見せてくれましたよ。

6:50
10台くらいの車が駐車していました
出だしの天気は良くないけれど
今日は晴れのはず
ガスの中を登ります。
けっこうな登りで汗が吹き出しますよ

日焼け止めを塗ると、目の中に汗が入って沁みるんですよ。これって何とかなんないのかなあ
7:42
第一ケルン
ここまでがしんどいけれど、ここから先は、ずっとだらだらな登りです。体も慣れてきて、やっと汗が引いていきます
青空も広がり山荘も見えてきました。
晴れていれば登山口からも見えるんですけどね。
いつも遅くまで残っている雪渓もしっかりあります
ここのトラバースが唯一危険なくらいのお気楽登山道ですよ
北アルプスでも一番整備されている道じゃあないかしらね
階段にもちゃんと踏み台の岩がありとっても歩きやすいです
小屋に着くまで、ヨイショとか、ドッコラショなんていう言葉は一度も必要ありませんよ。(おばさん度ミエミエだ)
常に一定の歩幅で快適に歩けますよ
どっかの林道よりよっぽど歩きやすいです。
アップダウンはなく、ずっとこんな感じで
だらだら登りですよ。
飽きてくるけれど、左側には常に、岩小屋沢岳が見え、斜め後ろには針ノ木岳なんかも見えるので、よそ見しながら歩いちゃいます。
1回目の雪渓もきれいにカットされています
いきなりの看板
かわいい字ですね
意外や 大男だったりして・・
写真ではわかりにくいけれど 右上の方の樺の根元が崩れかけています。
登山道の左下には崩れた石やら岩やら木がけっこうな迫力でありましたよ
皆さんも
ここに来たら
一呼吸おき息を整えてくださいね
で ここが一番の難所ですよ
去年の11月に来た時は、先行していた方がここが腰までありそうだったので引き返してきたと聞き 私も途中で引き返したんですけどね
ここもきれいにカットしてあるのでとっても歩きやすいです
でも滑落したら、どこまでも行っちゃいそうな急斜面です。
山荘直下の この登りはちょっときついですよ
ここは例年ならコバイケイソウのお花畑が広がっているんですけれど。
今年は本当に雪が多かったんですね
9:33
キンポウゲがきれいです
前に鹿島槍に登った時には、冷池山荘が工事中で泊まれず、ここに泊まりました。記念に手拭を頂きましたよ。(今も使っていますが)
この時点で余力はかなりあり、汗もそうかかずにこれたので、気分的には、鹿島槍までだって行けそうな勢いですが・・・気力がねえ(こんなんで本当に縦走出来るんかいな)
山荘前からは針の木の雪渓もよく見えます。
雪渓も小屋のすぐ下までありそうですね
隣の蓮華岳はコマクサが有名ですが、2回の針の木行きにもかかわらず、行ってないんですよね。
今度ぜひ行きたいところです。今が見ごろだそうですよ
種池山荘の種池で〜す
冷池山荘の冷池よりはいい感じだと思うけど・・・

サンショウウオかなんかが棲んでいるとかって聞いたような気もするけど、どうなんだろ

キヌガサソウの群生も
一休みしたら、山頂に向かいます
このあたりはチングルマが群生しているんですけれど、まだ雪ノ下ですね
剣はちょっと 雲がね じゃまだ
山小屋の赤い屋根がアクセントになっていいね
あれ?槍が二つ?
って感じに見えるよね。
前穂か
遠いようで近い山頂
でもみんな、鹿島槍やら剣やら針の木なんかの景色に見とれ、立ち止まってばかりなので
やっぱり遠い山頂

この辺り雷鳥もけっこういるんだけれど、今日は逢えずじまいでした
遠くばかり見ていると
足元のシャクナゲを忘れそう
足が止まるのわかるでしょ
私の前を歩いていたお兄さんはず〜と鹿島槍を眺めたきりです、動こうとしませんよ。
動けないのかもしれないね。
そんな後姿がまた魅力的ですね
10:30
コーヒーを飲みながらまったりタイム
静かです
3人単独の人がいますが、思い思いの山を飽きることなく眺めています。

関西のおばさん団体いなくてよかったね。(一人の場合は人懐っこいで済むけれど、団体はそりゃあ恐ろしいのです!)
しつこく また 剣
しつこく また 鹿島槍
11:05
北峰 中峰はパスして岩小屋沢岳のほうにお散歩です
お花畑があるんですよ
テント場にはさすがこの時間は誰もいませんでした。
ここのテント場って平できれいだけど、展望が全くないんですよね。かわいそう・・・
テント場の横を下ると キヌガサソウロードがありますよ。
2回通っているので調査済みですよ
見事な群生がしばらく続きます
こっちは通る人も本当に少なくて静かな山歩きが出来ますよ。
でも2回ともお天気に恵まれず、黒部湖を見下ろしながらの山歩きが出来なく、花ばかり眺めながらの山歩きでした。
今度また挑戦ですね。
新越山荘の管理人のお兄さんとってもいい人でしたよ。またお会いしたいな。
シラネアオイですね
雪渓が融けたばかりなんでしょうね
まだショウジョウバカマも
登山道の脇はキンポウゲがず〜ッと咲いていました
ウサギギクと爺
キンポウゲと蓮華岳
何ていう花だったけ、アキノキリンソウのおばけみたいなの
シナノキンバイもたくさん
左側上の三角の雪渓と手前の雪渓の間も一面のお花畑です
定番だけど クローズアップしてみたいんだよね
テガタチドリと爺
サンカヨウと
柏原新道ってあの山腹に沿って登ってくるから
朝は陽が当たらないので、日焼けしなくてラッキー。でも午後の下りは要注意です。
しっかり私の腕も赤くなりました。日焼け止めを塗っていったのにね
白、黄色、ピンク(ハクサンフーロ)ととてもにぎやかでした
でも崖になっているので、あまり近づけないよ
ハクサンチドリ
種池まではお花が少なかったので、ここに来て大満足です。
12:55
山荘で一休みして下ります
コバイケイソウが咲いている所は、雪解け水が滴り落ちていました
14:50
やあ〜下りの長かったこと!
途中でやになっちゃいました。登る時には全然感じなかったのにね。高妻山の下りより長く感じたよ。でも今日の歩数は、高妻山に次ぐ歩数でした。意外!
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