爺ガ岳 2670m 北アルプス
2007年11月3日 単独
自宅発(6:50)〜扇沢登山口(8:15)〜種池山荘(10:55)〜南峰(11:35) 3時間15分休憩含む
南峰下山(12:20)〜扇沢登山口(14:25) 2時間5分休憩含む
先月の、里に降らせた雨は高い山では雪になっていて、紅葉を楽しむはずの登山者の方々は、方々でびっくらこいたことでしょうね。
私も、お初の甲斐駒で、とっても恐い思いをしましたがね。。。
そして、なんとなく愚図ついたお天気が続いていました。
長野からも当然北アは見えるんだけれど、、、、雲の中って日が多いのよね。
小屋閉めもほとんど終わり、なかなか、山の情報が入ってこない。。。
里では、冷え込みの少ない日々だったが、その後積雪は増したんだろうか?
でも、北アでも日本海に近い白馬岳とかは、しっかりな積雪だろうけれど、ここら辺りならまだ大丈夫かな。
まあ、登山道も、お気楽だしぃ、危険箇所も、しいて上げれば、一箇所だけだしね。。
ってなわけで、爺ガ岳をチョイス。
人それぞれだろうけれど、私にとっては、まったくな登山道なのよねぇ。。。
これほどに整備された登山道は他にはないんじゃあなかろうかって程。。。
まあ、このおかげで、子供からかなりの年配の方でも、あの絶景を見ることが出来るんだろうからして感謝しなくちゃいけないのかもしれないんだけれど。。。
実際に、本当に、高齢と一言ではいえないような年配の方が、ロープで息子さんらしき方と、体を繋げながら下ってくる姿に感動したこともありますから・・・・。
どうしても、どうしても登りたかったんだろうなあ。。。。
気迫を感じちゃいましたが。。。
私にとっては、おかげ様で、脇見し放題登山道でもありますがね。
またまた、寝ぼすケで、本当は登山口にいたい時間に、こんなところをまだ走ってます。 長野はどんよりな雲だったが、中条村までやって来ると雲の隙間から鹿島槍が見えた。 これだよね! と思いつつ、濃霧に包まれた大町をライトを付けながら突破。 |
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登山口でこの標高ってことは」1320m登り上げるってことだけれど、柏原新道は南尾根沿いをずっとトラバース気味に行くので、だらだらですよね。 登山道は本当におもしろくないのよね。 駐車場から見える種池山荘にも雪はまったくないですね。 アイゼンをザックから取り出し、車に放り投げる。 |
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でも、振り返るとこんな素晴らしい景色が見えるってところが良いのよね。 文句をつけながらも、つい何回も通ってしまうわけだよな。 なんか、ペースがあがらないぞ。 仕事の疲れなんだろうか、それとも緊張感を萎えさせる登山道だからだろうか。 だらだらと、歩く。。。。 |
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どっしりな蓮華岳の隣の針ノ木岳のスマートさがまた良いのよね。 雪化粧が魅力度を一段とアップさせる。 |
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もみじの落ち葉を踏みしめながら歩くと、陽のあたらない登山道は霜の世界に変わっていった。(午前中はあまり陽が当たらない道でもあるのよね) | |
葉の落ちた登山道は思わぬ効果をもたらす。 常に種池山荘のあの赤い屋根が見えるのよね。 山の中にあの赤い屋根ってメルヘンチックで乙女心(?!)をくすぐる。 |
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雪渓も小さな点のようになった一箇所しかないんですね。 この時季には行った事はないけれど、逆に歩きづらいんだろうか。 行って見る価値ありそうね・・・・ |
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陽はぽかぽかと暖かいし、登山道を越えた登山道だしぃ、、、なんか常に顔は左や後ろを向いちゃっているのよね。 ぺースが進まんぞ。 |
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最後まで雪渓が残るこの場所は、雪崩の巣でもあるのよね。 |
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突然乾いたガラガラという音がした。 一瞬、馬のヒズメの音のような気がした。 振り返ると5m位後で、落石があった。。。。 細かい石が落ちていったと思ったら、頭大位の石も登山道に降ってきました。 ヒョエ〜。。 落石に注意の看板はあるが、ここで実際に遭遇したのは初めてだった。 もち、すばやく通過ですよね。 凍った土がこの陽気で融け、地盤が緩んだのだろうか。 この先で、初めて下山者と遭遇。 テン泊装備ではなかったから、早朝に登ったのかな。男性二人だった。 一応落石があったことは伝えておきましたよ。 |
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何回来ても、この瞬間が楽しい。 赤い尖がり屋根が、いいのよね。 |
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日陰には、薄っすらと雪がある程度。。。 しまった、これならあの赤岩尾根も可能だったんじゃあない? まだ、このコースは未体験なのにサ。 後の祭りだなぁ。。。 |
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今日は、この大展望が見たくてやって来たのよね。 大正解だな。 |
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鹿島も雪少ないですね。 | |
もう、私には登ることは出来ない世界になってしまっているが、、来年はまた行きたいもんだよな。 あのチングルマの大群生はきっと素晴らしいに違いない。 |
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テン泊装備の男女ペアは冷池にテントを張るという。 種池にもテントを張るという6人位のグループがいましたよ。 皆さん積極的ですね。 男女ペアはさっさと通過して行ったし、グループの方々は、中峰に向かった。 山頂を独占しながら、ゆったりとコーヒーを入れる。 この時季なのに風もなく、陽だまりはぽかぽかだ。 |
槍のスマートさとは違った、男っぽいがっしり感が魅力的だ。
槍のような繊細さはないが、威圧感がありますね。
眼を遠くに転じれば、蓮華の脇にはこれまた、今 噂をしたばっかりの槍も見えるのさ。 もち、八つも南アも富士山も雲海に浮かび上がっている。 どっちを向いても飽きることがない。 |
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12:20 下ります。って、のぼりは振り返り、振り返りだったが、下りは常にこの景色を眺めながらだもんね。 |
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さてこの絶景ともお別れだよね。 靴の紐をしっかりと結び直して、下りますか。 |
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種池の氷は青空を映し出していました。 | |
絶景を楽しんじゃった後は、ことさらに長く感じる登山道を高速下山。 駐車場が、やたらと広く感じる。 えっと、あまりの緊張感のなさなのか、 駐車場にストックを忘れてきちゃいましたよ。 なんと、これで2日目である。 って威張れないけれどさ。。。 まあ、かなりガタが来ていたしぃ、そろそろ買い換えようかと思いながらも、買う暇がなくズルズルと来ちゃっていたからして、 いいかげんにせえよってことだろうか。 休日でないとなかなか行けないスポーツ屋さんに、帰宅後直行。 でも、良いのは本当に高いのねえ。。。 2万もするのね。。。。迷うわ。。。 とりあえずマスターが御自分のを貸してくれましたよ。 山スキーまで出番がないからってさ。 これは、ぜったい忘れちゃあいかんぞよ。 さて、どんなのをチョイスしたらいいのやら・・・・。 |