高峰山 2091.6m 水ノ塔山 2202m 東篭ノ登山2227m 西篭ノ登山 2212m
 小諸市
 

2007年5月20日  結果的には ネット友達と  16674 歩  走行距離  k 

自宅発(6:00)〜菅平〜地蔵峠経由車坂峠駐車場(7:40)〜 高峰山山頂(8:20)〜高峰高原ホテル登山口(8:55)〜水ノ登山山頂(9:43)〜東篭ノ登山山頂(10:35)〜西篭ノ登山山頂(11:00) 3時間20分(休憩含む)


西篭ノ登山下山(11:35)〜東篭ノ登山山頂(12:00)〜高峰高原ホテル登山口(13:45)〜車坂峠駐車場(14:05)〜菅平経由自宅着(16:00)
2時間30分(休憩含む)



天気予報につられて、東信を選ぶものの、黒斑山から鋸岳縦走か、まだ未だに未知の山である篭ノ登山にするか、当日現地で決定ってことで、とりあえずは車坂峠を目指す。
篭ノ登山は黒斑山に来るたびにあそこも歩いてみたいなって、前からずっと気になっていた山ですよ。
冬の山歩きにも良いらしいし・・・。
今日は菅平経由で、里の緑濃くなった山から新緑の山、そして山桜と車窓の景色も堪能しながらの快適ドライブでした。
眼の奥底まで緑いっぱいになっちゃいました。

雨後の空気はヒンヤリしていて、霞もすっかり拭い去られたのか、林道から雲の向こうに富士山がくっきりとした姿を見せてくれる。
どこの山に行っても、見えた見えたと喜ぶのはなんなんでしょうかね。富士山は登りたいとは思わないけれど、本当にこれほど美しい山はないよなぁ。(もう一つの見えた見えたは槍ガ岳なんですけれど・・・)
こりゃ期待してもいいのかな。
だって篭ノ登山も展望に優れた山なのである♪
雲が多いものの、何とか全容を見せてくれている。
風が冷たい。まるで冬に戻ったよう。
レインウェアーを着て暖かくして行きますか。
ホテルの脇からとりあえずは高峰山を目指します。
小諸の町の向こうに富士山を眺めながら、快適登山道を歩きます。
穏やかな道はハイキングコースってところでしょうか。
1900mを越えたこの辺りはまだ芽吹きが始まったばかり。
猫柳のふかふかはつい、なぜなぜしたくなっちゃう。
穏やかな登山道とはうらはらなイワイワな山頂。

高峯山 2091.6m
信仰の山らしく、高峰神社にはりっぱな鉾や、賽銭箱なんかもあったが。
風雪を避けるかのように岩陰にひっそりと置かれていた、なあんともかわいらしい日本人離れした顔に惹かれちゃいました。
今日の強風で、あの白い帯も吹き飛ばしてくれれば、ぐるっと北アが見渡せられるのになあ・・・。
寒いのでとっとと行きますよ。
ぐぐっと下って、ランプの宿で有名な高峰高原ホテルの前から水ノ塔山に向かいます。
まだマッチ棒のような唐松。
ガスが濃くなってきて、ガレ場の先が見えません。
山頂か?と期待させておいて乗り越えるとまだ先があったのねん攻撃を受けながら歩くことってのは、こんなときの定番。
水ノ塔山 2202m。
この山だけ塔で、なんで篭ノ登は登なんだろうか、という疑問はとりあえず先送りにしよう、とにかく寒いんだから。
鼻の先が冷たい、手が冷たい。
ここから先、2200m級の快適稜線歩きが始まるのですね。
稜線の北側樹林帯はキンキンに凍りついていた。
誰かさんの「あ〜!」という声に続いて
「見ちゃった?」
う〜んブログ仲間の山行は油断が出来ないのでもある。
でも私はその時、頭上に広がる自然美にうっとり。
ほら、おとなの世界に行っていたのよね。
でも、しまった!チャンスを逃したか、、、ともう一人の自分がつい呟いてしまったのは否めないのよね。
最近某ブログの影響で、大人になりきれないわたし。(って大人をも、もう超越しているかもしれないけれどさ)
この寒さにはシラビソもビックリしたに違いない
赤ゾレ地を歩きます。
登山道に敷き詰められているのはあられではなく、樹氷が風で吹き飛ばされ落ちたものです。
これが時折顔に当たり痛いのです。
東篭ノ登山 2227m
ガス、ガスです。
池の平からの登山者もたくさんいますよ
先を目指します
鞍部までぐぐっと下るのは、なんともはや な感じがしますが、ここまではほとんど標高差なく歩いてきたので、これもまた楽しです。
西篭ノ登山 2212m
後の木が風除けになってくれるのか、いくらか暖かいですよ。
ちょっと早いけれどランチタイム。
ホットコーヒーが体を温めてくれます。
おっ?おっ?
雲の乱舞は期待していいんじゃないの?
瞬く間に姿を現した東篭ノ登山
北側斜面の樹氷がきれいです
戻る途中には西篭ノ登山も姿を現してくれました。
今迄の稜線歩きにはあまり見かけなかったシャクナゲがこちらにはたくさんありましたよ。
似たような標高でも微妙に植生が違うんですね。
東篭ノ登山に戻ってくると青空が広がってきました
赤ゾレ地のガスもどんどん動きだしたぞ♪
嬬恋方面のなだらかな田園風景も見えてきました。
でも四阿山も根子岳も厚いベールの中で最後まで姿を現してはくれませんでした。(根子に行った友達によれば、ガスと強風の中の山歩きだったようですよ)
太陽の偉大さを感じつつ歩きますよ。
さっきまでの寒さも、ポカポカと気持ちの良い稜線歩きに変わりました。
黒斑山のガスもどんどん取れていきます。
浅間山まで見えちゃった
黒斑山にはたくさんの登山者が向かっていましたが、ようやく浅間山が見えたに違いないですね。
黒斑山も樹氷ですね
こんなイワイワなところもあったのね
(登山道は左の樹林帯の方に逸れます。そこがさっきのテカテカロードですよ)
陽だまりの中に唐松の赤ちゃんです。
つい頑張れよと声をかけたくなってしまう。
こんな大人な姿になるには気の遠くなるような年月を得なければならないんだね。
高峯高原ホテルからちょっぴり林道歩き
やはり稜線歩きは楽しい。
今回は思わぬ寒さだったけれど、おかげで樹氷を見ることもできたし、後半はくっきり、すっきり景色も見ることができたので大満足、大満足ですよ。
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