唐松岳 2696.4m 長野県白馬村
2007年6月17日 スーパー 単独 20659歩
自宅発(7:05)〜駐車場(8:20)〜白馬八方ゴンドラリフト終点(8:55)〜八方池(10:06)〜丸山ピーク(10:40)〜唐松岳山荘(11:40)〜唐松岳山頂(12:07) 3時間12分 休憩含む
山頂下山(13:00)〜八方池(14:40)〜八方池山荘(15:20)〜駐車場(16:15)〜自宅着(17:25) 2時間20分 休憩含む
入梅したとたんのスーパー快晴の週末を迎えられるなんて誰が予想したでしょうね。
昨日土曜日は久々に我が家からもすっきりと北アがずらっと見渡せました。
太陽のエネルギーの偉大さを見せ付けられる程に雪が少なくなっていましたね。
まあ、見せ付けられただけで私は働いていましたが、、、、
北アの山から喜びの声が聞こえてきたような気がしましたよ♪
方々の山で、山のぼら〜の方々は大満喫したことでしょうね。
そんな山のぼら〜に遅れを取ってはならじとばかりに私もやってまいりました、唐松岳に!
っていうのも、本当に久々に山学クラブ講習山行に参加予定だったんだけれど、急遽前夜になって中止になってしまったからなんですけれどね。
こんな時には はたと迷ってしまう、さてどこの山にしようか。。。
この時季は虫攻撃からは避けたいし・・・、爺ガ岳は柏原新道が16日に開通したばかりだけれど、かなり厳しそう・・・
あの登山道はずっとトラバース状態だし、陽あたりがいまいちだから、結構残雪が多いみたいで、恐そうだし(もう少し経つといいかもね)
やっぱこの快晴には唐松かぁ。(あい変らず迷った時の唐松頼りだな、まったく)
そうそう、先週忘れたストックも回収しなくちゃね。。。(理由が出来たぞ)
ガスのお花見山行とはまったく違うそのスケールのでっかさで、迫力満点の姿を見せてくれるだろう!
久しぶりに剣も眺められるぞ♪
そうと決まれば、ゴンドラ始発の8時までに着けば良いから、ってんで菜園のタマネギを収穫してからのお出かけで、楽チンですよ。(収穫している暇がないのよね)
白馬村も緑が濃くなりました。 平地からいきなりのこの景色のギャップがたまりませんね。 |
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先週はガスの中からチラ見ができたと喜んでいたのに、今日はもう満員お礼状態ですよ。 この時季にしては空気も澄んでいて、こりゃ、まるで真夏山行ですね。 今日はしっかり日焼け止め塗りたくってきたから平気さ。 太陽よ、勝負だぞ!の意気込みですよ。 |
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なんですね、これだけクッキリ、スッキリ見えちゃウってのも・・・、なんだか・・・ 本当にこんなにまでしちゃっていいの? っていうくらいのスーパースーパー快晴ですね。 |
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やっぱり先週、霧の中のお花たちを堪能しておいて良かったよ。 じゃなくちゃ、足元も見たい!景色も見たいで、錯乱状態になっちゃったかもだ! 今日は君たちにかまっている暇はないのよ、先が長いんだからさ・・・・とユキワリソウに言い聞かせながら・・・・ワシワシと行きたい! |
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どうしよう、あまりの美しさに足が前に進まんぞ。 あっちを向き溜息、こっちを向き溜息、 そして、太陽をいっぱい浴びて元気なお花たちにもどうしても眼が行っちゃう。 |
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欲をいえば、雲が欲しい! なあんて不遜な考えを起こしちゃいそうだ。 雲がほら山の表情を一段と素敵に演出してくれますからね(ウフフ・・・私ってなんて欲張りなんだろう) |
なんかこのところずっとこんなとこ歩いているよなぁ。。。 ゴールデンウィークの燕岳から始まって、飯綱山、火打山、と残雪の直登はなかなかこれが来るんですよね。 今日は太陽がじりじりと照りつける。 顔がしょっぱくなるくらいの汗が流れる。 でも気分が高揚しているためか、ワッセ、ワッセ なのである。 |
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でもほら、今日は疲れたら、首をちょいとひねれば、この絶景ですから。。 | |
後ろだって振り返っちゃう。 本当なら今日はあの浅間山の近くにいるはずだった。 まさかここから眺めるなんて昨夜は思いもしなかったのにな。 |
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眼の前に息を呑むほどの大迫力で迫ってくる 、 |
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唐松岳も姿を現した。 登山道は雪渓の上を歩いてもいいし、右側の尾根上を歩いてもいいですよ。 |
まさに快適稜線漫歩 | |
冬道は左側のイワイワ稜線を登っていきます。 唐松の雪少ないですね。 アイゼンもピッケルも要りませんでしたねぇ。 ザックが急に重たく感じますよ。 |
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鎖場を過ぎ最後の階段を上がるときの期待感♪ これがまたたまんない♪ 剣のお出迎えだもんね |
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なかなかの美形ですよね。 お隣の五竜の男っぷりも良いけれど、洗練されたスマートさもいいですね。 |
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足元で、突然 グエ、グェとかえるを踏み潰したようなあの声が。 メスの雷鳥には何回もお逢いしてますがオスは珍しいですよ。(私的にはですが) 黒っぽい色艶がまた一段と男前を上げていますね。 1mくらいに近づいてもまったく動じません。 |
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哲学者のような風貌だな その後、じっと五竜を(いや槍かな)鋭い眼差しで見つめていました。 |
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コーヒーを飲みながらこの絶景を楽しめるなんて、山のぼら〜の醍醐味です。 |
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どど〜んの五竜の遥か向こうには槍ガ岳。 過去の山行の楽しさがよみがえり、今年の山行の夢がどんどん膨らむ瞬間ですね。 |
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不帰ノ剣はやっぱり向こうから来たいですね。 こっちからだとかなりきつそうだし・・・ 無謀にもよくぞ歩いたもんだ・・・ |
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雪渓の突端から眺める火打の雪もずいぶん減ったようです。 先月とまったく違う表情なんだろうな・・ また行きたくなるなぁ・・・ |
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イワヒバリもこの春の陽を楽しんでいました。 | |
いつまでも楽しんでいたいところだけれど、リフトの最終時間は4:30だし、下ります。 山荘直下のイワイワゾーン。かなり整備されて歩きやすくなっています。 |
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でも、右も左もこんな絶壁。 奈落の底って感じだけれど、厳冬期に不帰ノ剣からここに滑り降りちゃう人がいるなんて、人間わざとは思えませんね。 |
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突然、ガラガラというすごい音に振り返ると、大きな雪崩! 写真ではわかりにくいけれど、中央左寄りに崩れた後が見ませんか? もう一つの雪塊もまた落ちそうですよ。 迫力満点 |
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残雪の上を半分スケート状態で下っているとヘリがやって来ました。 このところの度重なる事故の後やっと再開したようですね。。まさに命がけの仕事ですね。ついつい声援を送っちゃいます。 何回も何回も荷物を運び上げてのフル回転でした。 こんなのを見ちゃうと、まっ500円のビールも納得かな。 今年はどこのお山でうまいビールを味わえるのかな、楽しみだな♪ 頼りにしてまっせ! |
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雨に濡れ儚けだったユキワリソウも今日は太陽の光をいっぱい浴びてうれしそう。 ユキワリ娘たちのおしゃべりが聞こえてきそうな天真爛漫さを振りまいていました。 |
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先週はまだまだ固い蕾に思えたのに、、、 エネルギーってすごいのねぇ |
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八方池の雪融けもかなり進んでいました。 サンショウウオの赤ちゃんはまだでした。 |
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八方にも新緑の季節がやって来ました。 リフトのところにしか咲いていなかったハルリンドウも下の樺辺りまで上がってきていました。 八方尾根が様々な花で彩られるのももうすぐです。 八方の春は始まったばかりです。 |
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八方池山荘も燃料満タンでやれやれと一息ついていることでしょう | |
どうやらヘリポートは黒菱だったようです。 早く林道開通するのをせつに願ってますよ。 |