一夜山 1562m   戸隠山連峰の端っこ  


2007年7月8日   友達と 

荒倉山キャンプ場(13:00)〜一夜山登山口(15:00)〜山頂(15:35/16:10)〜登山口(16:45) 

戸隠は伝説の宝庫でもあるが、一夜山は
天武天皇は、都を鬼無里に移そうとした。
 ところが、この地に棲む鬼達がこの「遷都計画」を知り、この仙境に都を定められては自分たちの住みかがなくなってしまう。なんとか邪魔をしなければ。と一夜でこの山を築き上げて妨害、天皇は止むなく遷都を思い止まられた。
と言われているように、険峻な戸隠山連峰の端っこにかわいらしい姿でちょこんとあります。
1時間余りでお気楽に登れる山らしく、展望はピカイチとのことだったので、荒倉山での薮こぎ山行のうっぷんを晴らすべくやって来ました。

キャンプ場から、なんか私にはさっぱりわけのわからない道を通って、登山口と看板のあるところまでやって来たら、災害のため通行止めとある。
どこら辺りが通行止め箇所かと、とりあえず行ってみる。(この辺りは彼の遊び場でもあるようよ)土砂が崩れていて、工事中らしい。
登山口まで30分歩きか、遠回りして品沢高原からの林道を行くか選択を迫られる場面だが、そりゃ林道はさっき歩いたばっかりだし、ここは楽をしたい。
ガタゴト揺れなから林道を行くと、息を呑むような絶壁が眼の前に突如現れた。
西岳から連なっている第三峰辺りらしいが登山道はないようである。(稜線のガキガキ、ギザギザがすごい)
戸隠の山はとっても岩が脆いので、ロッククライミングもできないんだろう。
この景色を見ることが出来ただけでも、大満足ですよ。
誰もいない駐車場(こんな時間にいるわけないか)から砕石場らしきところ(後で調べたら、奥裾花ダムを作るために砕石したらしいですよ)を眺めながら、林道をテクテク(かなり汗が吹き出ます).。
つづらおりのような林道に辟易し、直登したくなるのを我慢し、最後の急斜面を登りきると・・・
とっても広い山頂に躍り出た。
360度の大展望!
のはずです・・・・。
山頂を覆うように咲いているミヤマカラマツの向こうは虫倉山。
虫倉山をこんな方角から眺めたのは初めてですよ。
そして、真正面には今日歩いた荒倉山の稜線が。
相棒は地図と首っ引きで、歩いたコースを再確認している。
鉢砂山山頂では、稜線の端っこにいるように思っていたが、それは大きな間違いで、どうやら中央の尖がっているところが山頂のようです。
そこから写真右に新倉山まで稜線が続いているのですね。
や〜あ、来てよかったですね。
雨飾山も何とか見えますよ。
晴れていればな、こりゃ北アもバッチリでしょうね。



かなり強引な合体ではあるが、まあこんな雰囲気ですね

やはりお花と展望のやまはイイですね
荒倉山での鬱憤を晴らすかのように、この開放的な山頂を楽しみました。

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