天狗原山 2197.1m・金山 2245m・雨飾山 1963.2m(長野県と新潟県の県境) 

2007年8月5日 時々   友達と  歩数 36342歩

 自宅発(5:15)〜雨飾山登山口(車を置く)〜金山登山口(7:10)〜金山山頂(10:45)3時間55分休憩含む

金山下山(11:40)〜笹平分岐(14:25)〜雨飾山山頂(14:35/15:10)〜荒菅沢(16:10)〜雨飾山登山口(17:15)〜車回収〜小谷温泉露天風呂〜自宅着(20:00)
5時間35分休憩含む

金山は飯綱で出会ったおじ様からお花畑がまったく手付かずの状態で広がっていて、それはそれはすばらしいとの情報をいただいてから気になって、気になっていた山ですよ。
ところが相棒よりどうせなら雨飾山への縦走もしちゃおうとの提案あり。
旺文社の山と高原地図では、ほぼグルリップのこのコースタイムなんと11時間25分となっている。
人気の山なんかは、かなりコースタイムもゆるめになっているが、この縦走はそう甘くはなさそうだ。
しかも、金山から雨飾山へのシゲクラ尾根は、ぐんぐん下って、雨飾りにまた、かなりな登り返しがあるもよう。そして、この尾根コースは点線だぞ。。。
雨飾山からの下りもけっこう長かったぞ。
新潟の山は一つ一つが大きいのよね。
ずいぶんな事を考えてくれちゃったもんだよな、ったく。


しまった!やっちまったよ!
集合地の雨飾キャンプ場までは我が家から1時間30分と見て、遅くとも5時には家を出なければならない。
眼が醒めたのが5時前(おおざっぱに言うと5時ともいうが)。
一応おんなであるからして家を出るまでにそれなりの時間がかかるのよ。まったくトホホだなと思いつつTELするともう家を出たという。
フルスピードで準備をし15分で家を出られたのは我ながら良くやったぞとは思ったものの、またまた借りを作ってしまったぞ。
遅れること20分で駐車場に着いてみると、さすが100名山の駐車場はもうかなり埋まっていた。
1台をここに置いてすばやく金山登山口に移動。




7:10
登山者の少ないといわれている金山だが10台ほどの駐車スペースはもう満杯だった。
登山口からいきなりの急登が始まった。
直径1m以上のブナの樹林の下を汗を滴らせながら登る。
森に入ってブナに出会うと幸せ気分になれるから不思議だよね。
このブナ1本で家が一軒!建てちゃえるらしい。
先日グットタイミングで読んだ新聞記事では、かなり伐採されてしまって(終戦後かな)森のブナの受難の日々が続いているようだ。

ブナは森のダムとも言われているように、木肌に耳をあてると、中で水の音がする(ホンマかいな、でもすてきだなあ)らしい。
「ブナ1本、田1枚」ブナの木1本で1反歩の田の水が賄えるという言い伝えらしい。
そんなブナそのものは湿地帯を嫌うらしく山の斜面に多いんですって。
前日の雨のせいか泥んこになった登山道を10人以上追い越しながらワッセワッセとやって来ると、やっと樹林帯から抜け出し、はるか向こうに雨飾山が姿を現した。
でも今はまだ振り返る存在なのよね。
とおいなぁ〜。待ってろよ〜。
ミヤマダイモンジソウ
好きな花の一つです。
この花びらのアンバランスさがたまらなく素敵なのよね。
普通花弁ってどれも同じなのに、花弁一つ一つに個性があって、型にとらわれず、なんか自由にのびのびとしているところがすごい魅力的なのです。
そして花弁の上にポチポチとある赤いテンがこのうえもなくかわいらしい。
針ノ木の雪渓脇で群生に出会って感動したこともあるけれど、この山のミヤマダイモンジソウは丈も高く、本当に元気いっぱいの群生だった。
お花畑の向こうに焼山、火打山が姿を現した
天狗原山の手前で(実際にはどこが天狗原山かわからなっかったんだけれど)お花畑の中にかわいいお地蔵さんがたたずんでいた。
お花畑にはとってもお似合いだけれど、荒涼とした季節にもやっぱりここにいるんだ、ことのほか積雪の多い山で多分1年の半分近くは雪の中に埋もれているのかと思うとかわいそうになってきた。
ここに安置した人はどんな思いでこの場所を選んだんだろうか。表情が可愛いだけにとっても気になった。
たぶんだけれど、天狗原の山頂を蒔く感じでこれまたすごいお花畑(ニッコウキスゲなんかもあり)を通り過ぎると金山の全景が見渡せるようになった。
今迄のきつい登山道からは想像もつかないような、実にのどかな山頂風景です。
しかもここが すべてお花畑と言い切ってしまっても誰からも文句は来ないでしょうよ。
壮大なお花畑です。
モミジカラマツの群生
ミヤマリンドウかと思われるけれど、なんでこんなに活き活きとしているの?
星をちりばめたようっていう、あまりにありきたりの表現では申し訳ないくらいだけど、語彙の少ない私には表現のしようがないのよね。
そして8月のこの時季にハクサンコザクラの群生!
金山のお花畑のすごいところは植生が分かれていて、微妙に入り混じりながらも、それぞれの花のエリアがあって白の世界、青の世界、黄色の世界、ピンクの世界を楽しめることだろうと思った。
まさに花旅をしているようなのよね。
山頂近くはチングルマの世界だった。
チングルマの向こうは焼山と火打山
雲が多いのがちょっと残念だけど。
10:45
山頂は・・・
低木に囲まれていて展望なし。
おまけに標識は倒れていて、まったく無雑作に裏を向いてころがっていた。かわいそうなので、エイやっとひっくり返してあげました。
これでヨシヨシ♪
山頂より10mほど下の展望の良いところで、花を踏まないように気をつけながらちょっと早いけれどランチタイム。

仙台と愛知から合流してやって来たという男性3人組が、なんとビールを取り出しまったりタイム突入だよ。
縦走中の私らはコーヒーで対抗さ!
でも仙台の方から地元である私たちが耳寄りな情報ゲット。(まったく持って、お恥ずかし状態ですが)
裏金山のお花畑は、ここなんか目じゃないほど素晴らしいんだって。。。

また罪作りなことをおっしゃるお方だこと。
また新たなる山行が増えちゃいそうよ。
焼山、火打山の展望はちょっとガスが多くいまいちです。
北アもすっぽりガスの中。
ラーメン&おにぎり、冷えたキュウリ&トマトでのゆっくりランチタイムを終え、さて、点線コースに行きますか。
県境ラインコースでもあり、下草も刈ってあり、迷うようなことはないけれど、、、、
やっぱりここは点線コースだというのも頷ける手強さだった。
整備されていない急斜面の道がこれでもかこれでもかと続く。
常に足に力を入れていないと、ズズッと行きそう。これってかなりこたえますよ。(後日しっかり筋肉痛がやって来た!)
今日は北アもガスの中で展望もないし、お花もあまりないのでとっても長く感じますよ。
下って下って、下っての後にはまた登り返しがあるのよね。
2時間30分のコースタイムがとてつもなく長く感じられたが、実際には1時間55分で何とかクリア。

雨飾温泉との分岐から先は、これまた急斜面を登って、登って登り上げる。

今日はロングコースということもあって水2Lを背負ってきたが、1.5Lは汗となってしまった。(後の500mlはラーメン&コーヒーね)
それでも今日のコース、足跡からすると一人は歩いている模様。
少し登り上げ振り返ると金山からたどって来た尾根が眼の前に現れた。
こりゃ長いわけだ。
でも、文句を言いながらもこんな状況にいる自分が好きだったりして。。。
相棒の靴が眼の前の来るような急斜面を、もういい加減にせいよ!っていうほど登るとお花も多くなって、笹平に躍り出た。
気持ちの良さそうな笹平もお花で溢れかえっていたが、金山のお上品なお花畑とは違い様々な色が入り乱れている。
金山よりちょっと標高が低いせいかかなり丈の高い花が多いですよ。
ちょっと節操がなさすぎ と言うくらいの色の氾濫だった。
14:45 山頂着
双耳峰の北峰にはかわいらしい石仏。
さすがにこの時間ともなるとあの満杯の駐車場が嘘のようにも感じられる静けさだ。
なぜか皆、新潟県を向いている。
ガスの中から、とっても高いところに、ときおり後立山の稜線が顔を出すが、これだけじゃあどの辺りかわっかりませんね。
きっと鹿島槍までずら〜と壮大な景色を見ることが出来るのだろう。。。
雨飾温泉(たぶん)の方がガスの中から姿を現したが、雲の動きがとっても速く瞬く間にまた一面の白の世界に変わる。
のどかな笹平にある1本の登山道が地上絵のように見えた。(女性の横顔?)
荒菅沢の底まで花が咲き乱れている。
笹平を過ぎると石ゴロの歩きにくい道が荒菅沢まで続いている。
足にかなり疲れが出ているので、意識して足を上げないと、つまずいてしまいそうだぞ。
16:10
沢の雪渓は無くなっていて、かなり上方の雪渓辺りが暑さのためか水蒸気を発していた。

布団菱を眺めながら、なぜに布団なのか、そしてそれは掛布団なのか、敷布団なのか、はたまた羽毛布団なのか疑問に思いながら、川に落っこちないようにピョンピョン石を飛び移る。

沢を、またまたかなり登り上げ、後は樹林帯の快適歩き。
あ〜あビールが飲みてえなぁ!
なんちゅう事を突然言ってくれるんじゃイ!
私だって、頭からあのシュワシュワ泡の妄想を振り払おうと必死なのにさ。。。。
思いとは関係なく
整備されている登山道ってこうも違うのねを肌ならぬ足に感じつつ気持ちよく下る。
登山口にもうすぐそこの湿地帯の木道のすぐ脇
おばけ化したミズバショウの中に踏み倒された後が続いていた。
相棒の話では、熊はこの時季ミズバショウの実(っていうのかな、鉾みたいな大きいヤツね)を好んで食べる。。。。
まあ小谷村は熊の宝庫ですから、、、、。
バッタリンコしなくてよかったわい。。
17:15
広い駐車場には私の車だけがポツンと残されていた。
自販機でなつかしの三ツ矢サイダーを買い、違う泡の感触を楽しみながら、無事下山の乾杯♪

車回収〜またまた露天風呂コースに突入。
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