蓮華岳2798.6m・北葛岳2551m・七倉岳2509m・船窪岳2459m・不動岳2595m・南沢岳2625.3m・烏帽子岳2628m・前烏帽子岳2605m・野口五郎岳2924.3m

2007年8月18日〜20日  友達と  

8月18日
自宅発(4:30)〜扇沢登山口駐車場(6:08)〜針ノ木峠(9:27/9:50)〜蓮華岳(11:00/11:40)〜北葛岳(13:55)〜七倉岳(15:40)〜船窪小屋(16:00)
9時間50分休憩含む
8月19日クリックすると19日よ)
船窪小屋発(6:00)〜針ノ木乗越(6:45)〜船窪岳(7:06)〜船窪第二ピーク=松沢岳(8:00)〜不動岳(11:00/11:50)〜烏帽子岳(14:30)〜烏帽子小屋(15:35)8時間35分休憩含む

8月20日クリックすると20日よ) 三ツ岳・野口五郎岳
烏帽子小屋発(5:50)〜野口五郎岳(8:25/8:55)〜烏帽子小屋(11:13/11:35)〜高瀬ダム登山口(13:40)〜高瀬ダム(14:00)〜扇沢駐車場(14:55)9時間5分休憩含む

マップを見ながら気になっていたエリアがある。
鹿島槍、針ノ木岳そして燕岳などの人気コースに挟まれ、マイナーコースではあるがなかなか険しそうな場所でもある。
体力のまだある今のうちに歩いておきたいエリアなんですよね。
会社の山男に聞いたら10年前位に行ったが、整備されていないから危険なコースだと言う。
(でも船窪小屋のHPではちゃんと整備はされている模様。)
私の当初のプランでは針ノ木〜七倉岳もしくはその逆コースだった。
ソロではちょっと不安なコースなので恐る恐る(!)相談したら、なあんととんでもない答えが返ってきた。
それじゃあ物足りないから、烏帽子岳まで行こうぜ。
だもんね。。。。
そっか、そこまでは考えていなかったな。してやられた気分である!
北アデビューをしたばかりの男の発言とは思えない言葉なのである!
まあ、初登山が戸隠の恐るべし山、西岳っていうおばかさんに相談したのがウンのつきだよな。。。
でも、なかなかおもしろそうなコースじゃん。
お互いの相乗効果で即決まってしまった(こまったコンビでもあるな)

そして、今回の山行は三つの大きな要素を含みつつ、お互い密かに期待ワクワクなのよね。

相棒は山小屋泊デビュー(枕持って行ったほうが良いかな?朝食に納豆は外せないよな、持って行こうかな・・・・。あのさ、あの船窪小屋でデビューなんて、すごい幸運なのよね、どこの小屋も同じと思っちゃあいけねえよ、あそこは特別なんだからさ・・・ッたくう。。。)
ゲットした高瀬ダムの流木がどこから来たのかという流木のルーツを訪ねる山行。(樹齢600年は超えているらしい)
そして、私は
烏帽子まで無事辿り着けば、風吹岳から槍まで繋がっちゃうぞ。
なのである。

針の木雪渓は7月末に下ったときにはなかったクレパスがたくさん出来ていて、雪渓も随分下までおされてきていた。
これは私でもまたげたクレパスの赤ちゃんですよ。
大きいのはそりゃ私でも恐くて近づけんわいな、、、、
前回惜しくも雪解けしたばかりで見ることの出来なかったお花畑の雪渓脇の青のツガサクラとチングルマはもうホネホネ状態だった。残念!
でもピンクの(ピンクは珍しい)ダイモンジソウがかわいらしい。金山のダイモンジソウのように伸び伸びしてはいないけれど、好きな花なのよね。
線香花火のように、自由気ままな花弁が素敵なのよね。
ガスが多いものの針ノ木岳も北アらしい姿でどっしりダ。
ミヤマリンドウがまたかわいらしい
峠まで3時間半は順調だが、長丁場なので焦らず、ゆっくり行こうぜ。
ってことで20分余りの休憩タイム。
小屋からぐいと登れば後は稜線漫歩を楽しめるお気楽稜線が待っている。
残念ながら今回もガスに包まれ、展望は全くなしだった。。
タカネヤハズハハコ
酔っ払った時にはきっと言えないだろうな、な名前。それともヨッパ〜な時にしか言えない?
矢筈(ヤハズ)・・・矢の弦をつがえるところ(?)に似ているところからきたらしい。。。
タカネシオガマ
コマクサの中にひと際濃いピンクで存在感をアピールしていた。
ミヤマシオガマより背が低く色も濃い感じです。
蓮華の山頂までずずいっとコマクサロードなんである。
こんなところは、なかなか足が前に進まない。。
人が少ないのをいい事に、アラーの神を拝む姿になったり、登山道の真ん中で腹ばいになったりだもんね。。。
雷鳥夫婦もコマクサの中を仲良くお散歩だ。
でも、お天気が気になるのよね、あんたがたがお出ましってことは。
当初の予報では今日は晴れ間も出るが、明日からは雨模様だった。それが直前には明日も晴れに早変りなんだからさ、頼むよ雷鳥君!
蓮華岳の山頂から気持ち良さそうに伸びている東尾根に登山道がついている。
でも、樹林帯はどうなっているんだろう。。。。
旺文社のマップではなんにもないんだけれど。。。気になるなぁ。。。。
11:00/11:40
ちょっと早いがここでランチタイム
なんたって、出発が早いから、お腹もぺこぺこなんである。
恒例によっておにぎりと、ラーメンの定番。(下界ではインスタントラーメンはほとんど食べないが、山で食べるラーメンって最高なのよね。これがカップヌードルではだめな世代でありまする)
さて、ここからは未知のエリア
ガスが濃く、またしても眼の前のピークだけが見えるというパターンなのかと、ちょっとテンションが下がるのであります。
まあ展望が期待できないときの定番ではありますが、、、、
蓮華は裏も表も、そして横も全部がコマクサに覆われていた!
またしてもお前たちか!
と思ったら、なんとかわいいヒナを連れてのお散歩じゃあ、こちらもついつい歩みが止まってしまう。
とってもかわいいんですもの。
雷鳥親子の出現でついまったりモードになってしまったが、道は険しくなってきました。
気を引き締めて行きます。
ガスもとれ、これから歩く稜線が見えてきた。
ガスの境目をず〜っと歩くのね
ザレた登山道はとっても歩きにくい。
足がズリズリと前に行くのを鎖で抑制しながら慎重に行く。
この緊張感が意外と好きだったりして。。。
下ってから振り返ると、びっくりだった!
今日のメインイベントかもね♪
まさに蓮華の大下りでありました。
13:55
蓮華の大下りの後に待っていたのは、当然のごとくな、登りなのよね。
きつかったぞ!
でも、蓮華は裏から見てもどっしりとして大きいのよね。
稜線漫歩コースが良く見える。
長野から見える蓮華より、よりどっしりだ!

でも、先は眩暈がしそうなほどのアップダウンが待ち構えているゼ。
そしてますます険しくなってきた。
ピークを越えても、また、険しいピークが現れる。
下ると、体が楽になるのがわかる。
そして、登り上げ、多分2000mを越えるようになると、体が苦しくなるのがわかる。
体は正直ですね。
とうとう槍を捉えられるな所まで来たのか、と感動!な一瞬だった。
15:40
七倉岳は緩やかなまったり稜線だった。
ほぼ予定タイムで辿り着くことが出来たぞ。
蓮華岳からここまで全く登山者に逢うことはなかった。
本当に静かなコースではあるが、逆に言うと、やはりソロでは心細いコースだというのが実感でした。
明日歩くコースはもっとしんどそうだ。。私の好きなスリリングな烏帽子がここから見ると、ちょこんとした尖がりにしか見えないのがシャクでもあり、周りの山に負けるなよ、エボシ!とついエールを送りたくなってしまうのよね。。。。
なだらかな稜線の先に船窪小屋がようやっと見えた♪
この時もう完全に2人ともモードは切り替わっていた!
そうさ
あ〜うまい!!!
なんちゅう幸せよ!!!
小屋に入るのも忘れ、まずは無事辿れつけた事に乾杯!
すてきなお姉さんが気を効かせ、受付を外のベンチで済ませてくれましたよ♪
船窪小屋はテレビでも紹介された小さいがアットホームな素敵な山小屋です。
今日の宿泊者は10人位。
その時になって初めて解ったが、それなりの人が同じコースを歩いた模様。
夕食は山小屋にありがちな冷凍食品は全くなく、全て心のこもった手作りだった。
ご飯は古代紫米、てんぷらはアザミとなんたらニンジン(野草なのよね)、トマトの横には長芋と大根のナマス、写真にはないけれど、奈良漬&味噌漬けがまたおいしかった♪その他にデザートもありでした。
この時点ですでに500mlと350mlを開けてしまい、満腹状態ではあったが、これを残すってことはきっと生涯の悔いになるであろうと頑張りました!でも、どれも本当においしくいただきました。
電気のないランプのもとで、スタッフの方も和気あいあいと夕食です♪
ここのスタッフも皆個性派そろい。
チェックの後姿はまりさんという女医さんで週末になるとお手伝いに登ってくる横笛のとってもお上手な素敵な人。その隣にはネパールのシェルパ(ネパールのおいしいお茶とネパールの恋歌を披露してくれました)そしてまだ高校生かと思われる若者コンビ。。。
そしてやっぱり素敵だったお父さんとお母さん。
相棒持参の焼酎でお父さんたちと素敵な時間を共有できたことは忘れられないだろうな。
針の木沢からの古道復活に心血を注いでいるお父さんはその過酷さを穏やかな表情に包み隠し、とても活き活きと幸せそうだった。それを支えるお母さんの懐の大きさはまたまた素敵な女性そのものだった。
こんな素敵な時間を共有できたことに私も幸せ気分いっぱい♪
相棒が担いできた焼酎も喜んでもらえてよかったワイ。なっ。
外にでれば槍にかかった雲も赤く染まっていた。


八ケ岳も富士山も雲海の向こうで夜を迎えていた。
やがて漆黒の夜、満天の星、天の川を久しぶりに堪能することもできた。
これ以上の幸せはないぞの満腹の日が終わろうとしていた。

8月19日に続く

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