上高地スノーシューハイキング
2007年1月21日(日曜日) ネット友達と 歩数 18376 走行距離 210k
自宅発6:30〜沢渡駐車場7:56〜釜トンネル入り口8:48〜出口9:15〜大正池9:37〜河童橋11:43
河童橋12:45〜大正池14:25〜トンネル15:05〜トンネル入り口15:21〜沢渡駐車場15:40〜カモシカスポーツ〜自宅19:00
週末の天気予報が刻々と変わり、こちらもその情報に合わせ候補地をめまぐるしく変更させ、
当初の計画とは全く違うここにやって来た。ああ忙しかった。。
上高地はなんたって晴れてなくちゃあ、あの山々の素晴らしさを満喫できないのよね。
だから晴天狙いが必要なわけですよ。
で、狙ってみました!
家を出るとき、夜明け前の薄明かりの中に飯綱山がきれいに顔を出していた。
確実に今日は晴れだぞ!
思いはもう早々と あの大正池から見る穂高連峰に行っちゃてますよ。
豊科インター付近から久しぶりに常念も堪能できましたよ。
なんたって今日は助手席だから脇見じゃあなくてじっくり眺めることが出来ました。
(運転手様ごめんなさい)いつ見てもスマートでカッコいいよね,常念。
今年はここもやっぱり雪が少ないですよ。(でも松本は長野より多いですね)
まあおかげで沢渡まで思ったよりスムーズに来ることが出来ましたが。
2時間見ておけば余裕で8:50のバス(平湯行きの路線バス)に間に合うだろうと出かけたけど、早く着きすぎちゃって、早くもコーヒータイム突入ですよ。
と・・・1台のタクシーがスーっと寄ってきた。(お決まりですがね)
バスで行くことを話したら、帰りに使ってくれと名刺をいただいた。
村営の沢渡駐車場に車を移動すると違うタクシーが2000円で行ってくれると。
バス代プラス220円ならここはタクシーだね。(残念ながら相乗りの人はいなかった)
古い釜トンネルは水漏れがしていて、所々凍り付いていたし、工事用の車が通るたびにすれすれのところを通過するのでけっこう気を使った。 新しいトンネルはヘッデンなしでもかなりの明るさもあるし、両脇に歩道があるので、ラクラク。(工事用の車も日曜日のせいか1台も通らなかったので車道のまん真ん中を快適に歩く) 1300m位あるが歩き始めはけっこうきつく感じます。確か斜度11度だったような。 まあ、上高地の入り口である釜トンネルが今日の一番きつい所ってことでしょうね。 出口が見えるといつも さてこの先はどんな景色が迎えてくれるのかとドキドキしてしまう。 |
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はい いきなり焼岳がお出迎えしてくれました♪ |
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そして カーブを曲がると これですよ。 このカーブを曲がる時にまたドキドキワクワクですがね。 どうだ!?どんな姿で迎えてくれるか?ってさ。 歓声が思わず出ちゃいますよ |
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歩きながらも眼は斜め左に釘付けですよ | |
どうです、このりっぱな姿! どこに出しても恥ずかしくない雄姿です 穂高連峰にもひけを取らない勇姿ですよ |
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そして今日のスター登場です 大正池には朝靄が漂っていて、樹氷との饗宴は厳冬期の朝だけがくれる大きなプレゼント。 |
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樹氷のトンネルを歩いていく 去年はすごい雪だったので、道路の右側からの雪崩跡がすごかった。道路をも塞いでいて雪崩の山を乗り越えて行きました。 (雪崩のすさまじさを目の当たりにしました) でも今年は今のところそんな心配は要らないようですよ。 |
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大正池ホテルから湖畔沿いに林の中を歩きます。(ホテルの隣に冬季用のトイレありますよ) | |
林の中にはまた素晴らしい、小さな世界がありました。 | |
前回来た時にはかなりの人が楽しんでいたが、1月はまだ訪れる人も少ないようで、静かな世界を堪能できました。 ツアーの団体さんたちが何組かいたけれど、他はかなり少ないようですね。 2月、3月になるとけっこうにぎやかになるようですよ。 |
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樹氷が朝日を受けてキラキラと輝いています。 | |
田代橋を過ぎてからまた梓川に出ます。 トレースの後を歩くのは楽しくないので、川原を歩きます。 自分だけの足跡をつけるって気持ちが良いですよね。 これぞスノーシューの醍醐味ですよ。 |
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冬でないとこのアングルからの景色を見ることはできませんよ。 梓川の川原から見る明神岳は迫り来るような迫力がありますね。 夏には感じられないほどひと際大きく聳え立っています。 |
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風もなく、暖かい穏やかなこんな日にはカモだってスイスイと気持ち良さそうですよ、 | |
河童橋がようやく見えてきましたよ。 | |
河童橋の脇では気持ち良さそうにビールを飲んでいる人たちや、鍋とワインなんて豪勢なグループもいますよ。 でも私たちは、横目で見ながらさっさと通過しちゃいます! ほとんどの人たちはここが最終ポイント。 |
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河童橋からほんのわずか来ただけで だあれもいない絶景ポイントがありますぞ。 ここで 奥穂の絶景を真正面に眺めながらランチタイムなんてもう最高の贅沢ですよ。 |
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右に眼をやると 明神の険しい壁が手に取るように見えます。 |
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岳沢ヒュッテは今年再開出来るのだろうか。 険しく長い岳沢を下ってきて、ヒュッテでホッと一息入れ、飲んだビールはおいしかったなあ。 生き返ったような気がしたなぁ。 今度はこのルートを登りに使ってみたい! 下るときには、こんなところを登りに使うなんて酔狂な人だと思っていたが(私の相棒もその酔狂な一人なようですがね) |
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左に眼を向けると どっしりとした焼岳の姿 |
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ケショウヤナギも脇役ながら白い世界に華を添えてくれている。 1時間もまったりしてしまったが、帰りのバスの時間も気になります。 |
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不遇の山、霞沢岳 もしもここではない他の場所にいたら、運命は変わっていただろうにね。 その険しくきりっとした姿は本当に立派なのに。 でも上高地に入って、奥穂を目の前にしながら、こっちに登るってのもちょっと勇気がいるかもね。 立木さんは行っちゃったらしいけれど、 さすがですよね |
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さて、なごりは尽きないけれど 帰りは河童橋を渡り対岸を歩きます。 このアングルもスノーシューハイクでないと見ることはできませんよ |
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朝には青かった空もだんだんと曇ってきちゃいました。 川原の雪は朝のようにサラサラではなくなり、ちょっと重くなってきました。 スノーシューのラッセルもちょっと疲れ気味に。 撮影byユージンさん |
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でも道はあるきたくない! | |
田代池からは水の織り成す小さな素晴らしい世界を満喫しつつ戻ります | |
よ〜く眼を凝らしてみると、真冬だというのに魚たちがたくさん泳いでいました。 | |
倒錯の世界か? | |
朝とはまた違った表情 | |
西穂山荘の先の丸山辺りでヘリがずっとフォバリングしていました。 誰か遭難したのだろうか。 気になりますね。 |
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最後に焼岳ともお別れ。 名残惜しく、またまたここでコーヒーを飲んでしまう。 これがいけなかったのか、15:15のバスに乗り遅れること5分。 でもまあ頭の中で、タクシーの運ちゃんにもらった名刺がちらついていたから、そんなに急ぎもしなかったけどさ。 でも交渉失敗で、帰りは2600円だった。(600円の差はおっきいな) |
帰りに松本のカモシカスポーツに連れて行ってもらいました。
さすがに品揃えが豊富で、半日いえ、1日いても飽きないだろうな。
前から欲しかったグローブと冬用のスパッツを早速購入。
グローブはスキー手袋のインナーを外し、モンベルのインナーをして使っていたが、
やはりカメラのシャッターを押したり、の作業がやりにくく、どうしても手袋を外し
インナーだけで操作したりしていて不便だったのです。
そこで、お店で実際に手袋をはめてカメラを操作して、しかもかなり暖かめの物を選んでみました(冬の山行は手足が冷たくなっちゃうからね)
冬用スパッツはファスナーが前面にありけっこう登山靴をカバーしてくれるものをチョイス。
で 知らなかったんだけど、今のは靴裏に回す部分が細いワイヤーになっているんですね。
私のはゴムだけど。
ユージンさんの会員特典を利用させていただいて、5%引き。
サンキュー、ユージンさん。
山関係の本もとっても豊富(図書館よりりっぱ)しかも本も5%引きだそうですよ。
本多勝一の本が欲しかったが、出費の後なのでグット我慢です。
2Fにはゆったりできるフロアーがあり、しかもおいしいコーヒーが飲み放題(2杯いただいちゃいました)ビデオも自由に見ることができるようです。
山関係の雑誌を読めるようになっていました。
あ〜あ長野にこんなお店があったら、毎週通っちゃうよな。
あっ そしたら山に行く時間がなくなっちゃうか。
う〜ん雨の週末ってことですね。
帰りにお得なおまけまで付いちゃって今日のハイキングは言うことなしでしたよ。
追記
翌日
軽い(ここを強調したい)
筋肉痛になりました。
アップダウンのほとんどない平地歩きだったのにもかかわらず。
スノーシューの重さと、帰りの雪の重さのせい?
運動不足のせいもあるのかもね。
体がなまっちゃってるんだろうか。やばいよ!