尼厳山(あまかざりやま) 781m 長野市松代町

2007年3月11日  朝はミゾレ雪、昼頃より晴れ間も出てくるが寒い一日って感じでした
               ネット友達と   歩数5359

自宅発12:30〜玉依比売(たまよりひめ)神社登山口13:00〜山頂14:30〜奇妙山分岐15:20〜登山口15:55〜加賀井温泉一陽館〜自宅着17:00(休憩含む) 天王山コース〜岩沢コースのグルリップ

朝 眼が醒め窓を開けると雪が降っていました、春の雪です。
この天気じゃあなぁ、と諦め掃除しまくりです。
でも掃除の合間に外を覗くと、ちょこっとだけ青空が出ている。
どうしようか迷いながらも、買い物に出かけていると、携帯が鳴った。
晴れ間を逃しちゃあいけないのよね。
それって早速やって来ました。
ダンコウバイがそろそろ咲いているんじゃあなかろうかと期待しつつ。
雪山遊びばっかりやっていると、土の上が歩きたくなる。
土の上ばっかりだと、雪山に行きたくなる。
そんな我侭が出来るのも信州にいるおかげです。
自宅からわずか30分でこんな里山が楽しめちゃうんだからさ。

奇妙山寄りの一角に、古事記にある太陽神の天照大御神がこもった天の岩屋という岩穴がある。
 長野市在住の医師、安藤光彦さんが『神話の舞台は北信濃』を上梓されていて、その中に手力男命が天の岩戸をあけた際、二度と閉じられないよう岩戸を隠してしまおうと、
隠し場所を探していてひと休みした場所が尼厳山であるといわれ、頂上から戸隠山を見つけてそこに岩戸を隠したといわれている、という記述がある。
 高さの割には険しい山で、頂上は東条信広城主の尼厳城(尼飾という説もある)跡といわれ、天文年間に真田幸隆(坂城の勇将村上義清という説もある)が数回の攻略ののち落としたという・・・・
 低いが伝説や歴史のある貴重な山である。(信州山岳ガイドより)

過去二回も来ているのに、またまた迷いつつやって来ました。
準備をしていると、単独男性もやって来て先に上り始めた。
今日のような天気の日にはさすがに登る人は物好きだけかな
玉依比売と書いてなんと読むのかとずっと思っていたが今日帰りに立ち寄った温泉のおじさんから教えてもらいました。「たまよりひめ」なんて普通読めないよな
その神社の脇に登山口があるけれど、標識もないのでわかりずらいです
早朝雪が降り、里山もうっすらと雪化粧ですね。
お隣の奇妙山です。
この山はまだ未踏。
今年中にはぜひ行ってみたい山です。
名前からして魅力いっぱいっぽい。
なんか奇岩がたくさんあるらしい。
やっぱり咲いていました、ダンコウバイ。
今シーズン初のお花です。
何回かチャレンジしたがピントが後にいっちゃった、ヘタクソカメラマンです
ダンコウバイの先にはイワイワな斜面が広がっています
山城があったという山だけに、随所に祠や記念碑や石仏がある。
苔の帽子が妙に似合っていてかわいかった
看板に惹かれて岩場の偵察です
モアイ像を並べて横からぎゅっと押し付けたような岩場はロッククライミングの場所らしい。
練習にはもってこいみたいですね。
10歳若かったらやっていたかも(ウン?20歳の間違えじゃあないの?って声は無視ね


里山にこんなところがあるってのもすごいなあ
この辺りの里山は、海底が隆起して出来たとかで、里山といえどもイワイワな感じがとっても楽しい。
この岩場はマグマが固まって出来たとか。。。


登山道に戻り、急登をワシワシ(ヒーヒーとも言うが)登ると
さっきの岩場の上に出ます
木にロープが残っています。
登攀の練習に使ったのかな。
岩の上から眺めると、登ってきたルートがよくわかります。
岩場の上はまったりタイムにぴったしですね
山頂近くになると、今日降ったばかりの雪が残っています。
山頂からの展望は
葉っぱのないこの時季だけ枝の隙間から飯綱山が見えます
雁田山のように整備してくれると、北アから北信五岳の絶景が見えるのにね(でも、気持ち小枝が切ってありました)
ここから先は私もまだ行ったことがありません。
ガイド本だと登山道が不明瞭だとか、薮こぎがあるとか・・・。
今日はほら、ソロじゃあないしさ・・・。(頼りにしてまっせ)
いきなりの急坂
雪と落ち葉の中を半分滑る様に下る。
おっとお誰かさんがこけたぞ(盗撮はいたしません、大人ですからぁ)
岩場の上から覗き込むと、麓の集落が真下に見えた。
結構な高度感あり。
登山道自体はわかりにくいものの、ピンクのテープに導かれ薮こぎもなくすんなりと下れた
トラバースするかなりヤバめな場所にはロープがあったから本当に助かった。
落ち葉と斜面の境目がわからないし、すりすり滑って滑落しそうだ。

この時点ではわからなかったが、後で調べたら
古事記にある太陽神の天照大御神がこもった天の岩屋という岩穴
という由緒ある岩穴らしい。
知らなければただの岩穴だけどね
ガサッ
もう熊さんが雁田山に出ているらしい。
昨日その後を見てきたというユージンさんの話を聞いたばかりだったので、超ビビッた。
なあんとウサちゃんでした。
野ウサギの足跡は数々見てきたけれど生ウサギは初めてだった。
しかしドジなウサちゃんだ。
あわてて斜面を駆け上がっていった。
丸々と太っていました
奇妙山との分岐には山学クラブでつけた標識がありました(どうやらリーダーの好きな山らしい)
皆神山(これがそうですよね)を正面に見ながらのどかな里の道をテクテク下ります。
バックの山の雪との境目がはっきりしていて、興味深かった。
松代藩の末裔なのか、由緒正し気なお屋敷がたくさん残っています。
桃や杏の花が咲き、里に春がやってくるのももうすぐそこ

(私はまたまた撮影に失敗したので、ユージンさんが送ってくれました。さすがぁ うまいなぁ)
帰りにすぐそばの
加賀井温泉一陽館の茶色いお湯につかって帰宅。
ぬるいお湯だったが、いつまでも体がポカポカ。
初めて来たというと、おじさんがとっても喜んでくれた。
が しかし その喜びとは
効能やら施設のことを説明することが出来る喜びのようだった。
ひょっとして久しぶりの説明だったのかな、いやに力がこもっていました。
源泉の噴出口に誰かさんは、無理やり顔を近づけさせられちゃったり、手を入れさせられちゃったり、、、失礼だったが、笑が止まらなかった!
でもいいお湯でした
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