荒倉山・・・霧見岳(1400m) 砂鉢山(1432m)
2007年7月8日 友達と
自宅発(5:40)〜荒倉山キャンプ場(7:20)〜霧見岳(9:30)〜砂鉢山(10:30/11:30)〜キャンプ場(12:45)〜林道ドライブ〜一夜山へと向かう
前から妙に気になっていた山です。
戸隠連峰の前に連なっている一見穏やかそうに見える里山ではあるが、その稜線歩きはなかなか魅力的らしい。
ただ、登る人が少ない(逆を言えば、静かな山歩きが出来る?)、熊さんにばったりしそう、、、(かなりの生息数?)一人ではな、と躊躇していた山なわけ。。。
鬼女紅葉が隠れていた岩屋などの旧跡も多いというちょっぴりロマンチックな山塊でもあります。
ここはやっぱり、妙に山や沢に詳しい彼に同行を頼むしかないな、とお付き合いいただきましたよ。
キャンプ場内には、能楽堂もありなかなかの雰囲気ではあるが、全く人の気配なしの静かなキャンプ場でした。 鎌はいるかな、、、鉈の方がいいかな、、、。 相棒の言葉に??? |
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歩き出しは、こんな林道。 赤い鳥居をくぐり、余り登山者もいないのか、草に埋もれた登山道を行くと「釜背負い岩」や「紅葉の化粧水」(ふ〜ん紅葉さんはここで顔を洗っていたのか、化粧水にもなる美水なんだろうか)などを見ながら歩を進める。 ふん、確かに鎌が欲しいところでもありました。(って、車にいつも積んでいるわけ?) |
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「鬼女の岩屋」 鬼女{紅葉}に関しては、鬼無里では人助けをしたりして、村人には慕われていた。。。 柵では逆に恐れられていた等、村によってもいろいろな説があるようですよ。 都から流されても、かなり積極的に戦っていたすごい人なんですねぇ |
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ここで、舟岩の方がいい感じだったので、寄り道。 |
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岩場や鎖場もあって、ちょっぴり険しくいい感じの稜線歩きです。 いきなり熊の糞発見! もう気の実があるのか、たくさんの種が入っていた。 登山道なのか、よくわからないところを登って行くと、、、 う〜んこれは熊の通り道だな!(内心ドキッ) 確かにエセ登山道っぽい気もするわい。 登山道のスリルと、もう一つのスリルが微妙に相乗効果をもたらしてくれましたよ。 |
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本来の登山道に戻って、急斜面を、鎖を頼りに登り上げる。 | |
木立の中にひっそりとそれはあった。 でも、近くには植林された唐松林ありで、雰囲気壊れますね。 鬼無里の人は何でも刈っちゃうからな・・・ まあ、お金になる木を伐採しちゃって、唐松を植えたってことかしらね。 確かに、どこに行っても唐松や杉林ですよね。 その頃の林野庁の方針?(方針と言うものがあったとしたらですけれど。) 願わくば広葉樹、特にブナなんかを植えてほしいところですよね。 |
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とにかくアップダウンだらけ。 そして今日は熊の糞の観察会か?って感じでもあります! |
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こんな岩場を見上げながら歩いたり | |
ちょっと足を滑らせれば断崖が待っているところもあったり・・ | |
歩く人も少ないのか、ほとんど薮こぎ状態。。。。 葉っぱがじゃまをして、展望も期待できない。。。。 花も咲いていない。。。。 これじゃあ、きのこ採りとかわらんなぁ、、、 僕はもっと高尚な山歩きがしたい・・・! と、ブツクサ言っている相棒もブナの林にはご機嫌だった。 でもこんな爪後だらけのブナ。 爪を立てて、ガシガシと登っていく熊を想像すると、、、、まさに野生の森っていう感じがします。 |
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あんな上まで登って、ブナの実を食べるのかぁ。。 |
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山頂は植林された唐松のため、全く展望無しですね。 かなりのアップダウン、トラバースで、足はそれなりに疲れているものの、ちょっと欲求不満ですよ。 開放感が欲しい! |
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砂鉢山山頂から下ったところに在った赤テープ。 かすかな踏み後が沢に向かっている。 またあの縦走路を戻るのはかったるいので、 バリルートを下ってみます。 完全に薮こぎ状態で、沢を転がるように降りていくと |
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薮の先の岩場にすごい洞窟発見! こんな岩穴がたくさん続いている。 紅葉の岩屋の数倍もの規模。 そして、カモシカのような足跡もある |
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かなりの奥行きがあるが、不気味でさすがに中に入る勇気はなかった。 むかしむかし、人はここに住んだのだろうか、それとも盗賊でも隠れていたのか |
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木や草がうまくカモフラージュしてくれているみたい。 | |
そしてしばらく下ると、こんな人工的な穴も。 たぶん炭焼きに使ったものだろうと、相棒の弁。 |
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沢をあちこち渡り、こんな薮こぎが続いた。。 でも 昔、山を生活の場にしていた人の道らしきものはしっかりありました。 |
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やがて、車の入れそうな広い道にでた。 これじゃあ、山菜取り、きのこ採り、魚釣りと同じじゃん 僕は高尚な登山がしたい! と 再び言いやがった。 まあ、こんな山遊びをしていれば、今日は日常と変わりなかったのね。。。 確かにかなり歩いているし、体的には満足しているが、気分的に物足りなさがあるのよね。 それじゃあ、近場の展望のお気楽山に行って、今日歩いた荒倉山をよ〜く見ましょう。 キャンプ場でお昼を食べてから第二段に突入! |