湯の丸山 2101m 東御市、上田市、群馬県嬬恋村の境かな 

2008年1月14日(月)     単独  スキー山行  

昨日は大寒波がやってきて、とっても山に繰り出すようなお天気ではなかったから
おとなしくしていましたが、今日は気温こそ低いものの(最高気温が0度だって)風は収まったようだ。
相変わらずの西高東低で、北信は曇り予報。。。
そっかそっか、それじゃあ、あそこがいいかな・・・と、過去の少ない冬山歩きを思い浮かべる。
冬の単独は安全が第一なので、新規開拓ってわけにはいかないのよね。。。
まあ、湯の丸なら洗濯を済ませてからでも余裕だもんね。


自宅発(9:00)〜地蔵峠(湯の丸スキー場駐車場)(10:25)〜山頂(南峰)(12:00)
 1時間35分
下山(13:00)〜駐車場(13:47)
  
47分(休憩含む)

長野の曇り空を抜け出すと、スキー場には見事な青空が広がっていた。
してやったり、の気分ね。
小さなゲレンデだし、お正月後ってこともあるのか、ほとんどが長野ナンバーだったですよ。
そして、ここは何回来ても、ボーダーは少ないですね。
ポールを立てての滑降練習にはちょうどいいのかしら,いろんなチームがやってます。
キンキンの冷え込みではあるけれど、思ったより風が弱く、気持ちのいい空気です。
ちょっとした坂を下ったところで、シールを装着。
これに手間取ってしまった。
シールは使用後は乾燥させなくちゃなんないんだけれど、乾している間に金具の位置がずれちゃったらしく、スキー板と微妙に長さにズレが出来ちゃっている。。。。
まあ、アフターケアっていうか、事前準備がなってなかったのよね。
さすがに急斜面になってくると、スノーシューのように直登はきついので、ちょっとジグザグ気味に登りますよ。
白、と一言で言っても、本当に様様な白があるけれど、透明に近い白って言葉がしっくりくるような、表情を今日は楽しみながら歩いた。。
山頂エリアが近づいてきた。
この広がりがまた心地良い。
景色を楽しみながら、歩くことが、また楽しい。
ちょっぴり汗ばみながら、今この世界にいる、私が心地良い。
はい、いい気分でありますね。
わぁ〜〜
今日はまったく期待してなかったのよね。。。
どうせ北アは雲の中だろうと思っていたからさ。。。
それが、なんと雲海の上にしっかり姿を見せてくれちゃっていてさ
このっ、このっ、やってくれるジャン!




ちょっとボケボケではありますが、、、、

鹿島から針の木、蓮華岳の白くてカッコいいこと!

正直言えば、我が家の2Fからも、確かに北アは見えるし、鹿島なんかはここから眺めるよりずっと近くに見ることが出来る。
会社の駐車場からは、この部分だけが切り取ったようにそりゃ素敵に見える。
でも、違うんだよね。
いま、この景色を眺めている私も現実から離れた、自然の中にいるのよね。
この違いはおっきいのよね。
真正面から、山に対峙している自分の時というものがうれしくもあり、いとおしくもあるのよね。
だから感動の種類がやっぱ違うんだなあ。
そして、白い帯をたどっていくと、槍から奥穂までの稜線・・・・

広い山頂の岩陰で風を避けながら、
今日はココアを飲みながら心行くまで楽しむ。
コーヒーも大好きだけれど、寒い冬はココアの甘さがうれしい。
篭の塔山の陰の浅間の煙も、空気の冷えたこんな時季は、ことのほか白く見える。
根子、四阿山を覆うような白い雲。
やっぱり今日は、ここが良かったのよねぇ。
コース選びが難しい。
山頂でビールを楽しんでいるスキーヤーの方にお聞きすると、トラバース気味に行かないと、最後に登りになっちゃうし、上の方でトラバースすると、樹林帯につっこんじゃうらしい。
北峰と南峰の間から滑り始める。
カリカリと吹き溜まりの新雪が交互に現われる。
新雪になると、体のバランス、スピードが一気に崩れる。
こうなりゃ、懐かしのボーゲンを使うしかない。。
つつじの枝先を避け、木の間を選ぶが、避けるだけで精一杯だ。
ストックがズボッと大きな穴を開け、スッテンコロリ。。。
新雪が膝までやってきて、スキー板が刺さり、スッテンコロリ。
コーヒーを飲みながら滑ったコースを振り返る。
もうちょっと、雪が欲しいよな。。。
冬の陽はもう傾き長い影を作っていた。
最後のゲレンデはうっぷんを晴らすかのように、快適に滑り降りました。
長野に戻ってくると、青空が広がっているものの、山にはやっぱり雲がかかっていた。
飯綱山もようやく雲の中から顔を出すところだった。
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