立山(雄山 3003m・大汝山 3015m・富士の折立 2999m 真砂岳 2861m)

 剣岳2999m 
 北アルプス 富山県

2008年10月12日     単独  自宅〜登山口往復走行距離 130k


自宅発(5:40)〜扇沢駐車場(7:05)〜室堂(9:40)〜雄山(11:22)〜大汝山(12:05)〜富士の折立(12:46)〜真砂岳(13:27)〜剣沢キャンプ場(15:10)
  休憩含む

 2008年10月13日  (クリックすると13日ですよ)

剣沢キャンプ場発(6:00)〜前剣岳(7:30)剣岳山頂(8:56/9:23)〜キャンプ場(11:50/12:40)〜地獄谷(14:40)〜室堂バスターミナル(15:15)〜扇沢駐車場(17:22)休憩含む  

扇沢駐車場1泊2日 2000円+扇沢〜室堂往復 8800円+荷物代400円+ビール1000円=12200円

今年の私の夏山は本当にお天気に翻弄されとおしだった。
初日は良くても翌日は雨なんて事が多く、日和見な私は
雨に濡れたテントを担ぐなんてまっぴらよ、とばかりに楽ちんな小屋泊まり山行きに流れていったのでありますが(実際、テント装備の人も小屋泊という大雨の事が多かったな・・・)
2日間供に快晴の予報の誘惑には勝てず

今年初のテン泊だ!(っていうか、わが生涯2度目のテン泊とも言いますが)
そして、あれこれ行きたい山を考える・・・・マップとにらめっこね・・・

やっぱり塩見は遠いなぁ・・・・(でも観光地突破の時間を考えると、こっちの方が近かったかも・・・と、今になって思う私だった)
槍沢から南岳もいいが、あの上高地の恐ろしさ・・・去年の二の舞は踏みたくないぞ・・・・・

餓鬼岳から燕岳も魅力ありだが、車の回収がなぁ・・・・・(でも室堂往復よりは安かっただろうなと、今になって思う私だった)



ここはやっぱり、憧れの剣沢にテントを張りたいぞ!
観光地さえ突破すれば、夏山と違って、そうそう混み合うこともないだろうし・・・・。
去年は雨の中だったからして、全体像を把握できなかったもんね・・・・・・。

去年は頼もしい男性2人に守られながらだったが、今回はソロだ・・・・・・。

よ〜し、気合を入れて行こうじゃんか!!

重いザックを担ぐ肩にもちょっぴり力を入れて、いざ出発よ。

7:05
トロリーバスの始発が7:30だから・・・と思ったのだが、読みが甘かったね。
三連休初日は天気が悪かったから・・・・、なんて思ったら大間違い、皆さん頑張るんですねぇ。。。。
鹿島狙いか、針の木狙いなのかはわかりませんが、どこもかしこも満車状態よ。
私初めて一泊2日で、2000円払いましたよ。
びっくらこいて、お釣りをもらうのを忘れちゃうところだったぞ。
ヤバイヤバイ、動転してるな。。。。
8:46 黒部平
これからロープウェイに乗ります。

大観光地だけれど、この大混雑をうまくさばき、待ち時間を飽きさせないように、駅員さんが並んで待っている人たちに、ダム建設の説明をしたりして、ちゃっかり本を売っちゃったりしている。
フムフム、、、なかなか営業努力をしているなぁと変なところで感心しちゃったりして。。。
ついつい私も、すっかり観光客気分にすり替わっちゃったりして。。。。
登山意欲をそがれてしまうのであります。

9:40
まだここは行楽地範囲内よ。
リゾート地としては雄大なスケールです。

でも、、、、
早く脱出したぁ〜い!
雄山への登りは、もう大変よ。
なんかわけのわからん背広を着たおじさんがいきなり脇の岩の方から現れたり、登っている脇を、ずかずかと石を落としながら下ってくる人がいたりと、むちゃくちゃなんであります。登山道なんて無視ね。
そのむちゃくささが、これまた人間の浅はかさを象徴しているようでして、、、、。、
確か雄山って信仰の山だよなぁ・・・・と、ふと思ったり・・・
こんな山登りは初めてでありまして、ある意味新鮮でもあり、妙におかしかったわ。
11:22 雄山 3003m
えっと、写真の手前にも、奥にも、ぐるっと人の輪ができていました。
皆さんランチタイムですね。
素晴らしい場所ではありますが

当然のごとくスルーね。
確かに周りを山に囲まれた楽園のような世界が俯瞰できた。

このスケールも半端じゃありませんよ。
こりゃ、アルペンルートに感謝しなくちゃだな・・・・

向こうの山は奥大日岳です
雄山を過ぎると、静かさが待っていた。
花のない秋の稜線歩きに華を添えてくれるのは雲だ。
何度も何度も空を見上げては、芸術的な自然の動きを楽しむ。
鹿島槍もここからだと三角錐の山なのね。
12:05 大汝山 3015m

こんなに簡単に3000m級の山に来ちゃっていいのかしらん。

3000mに1m足りない剣は、まだ遠いが、しっかりつながっているのね。
雲が素敵だったので、つい・・・・。
12:46 富士の折立 2999m

高度感あるなかなかの山頂でした。
真下に黒部湖

たしかに赤沢岳、針の木岳からも真下に黒部湖が見えたが、逆から見ると、雪崩れ落ちんばかりの嶮しさですね。
13:27 真砂岳 2861m

なんか、なげやりな標識だな。
しかし、富士の折立てからこの稜線はとっても気持ちのよい、まさに稜線漫歩を楽しむ事ができた。
内蔵助カールの万年雪の向こうは山肌を赤く染めた鹿島槍から五竜



ここは本当に気持ちが良かった

営業を終えた内蔵助山荘が見える。
ひょっとしたら、穴場かもだ。
だって、ほら、稜線にあるんだもんね。いつか泊まりたいもんだ。


別山との分岐で休んでいたお兄さんの言葉についつられ、なぜかお兄さんの後に続いてしまった私。

「トラバースの方が楽ですよ」
弱いのよね、このての言葉。
剣岳の格好の展望地をあっさり見捨てた。

      

     剣御前小屋と剣沢への分岐に出たとたん眼の前に飛び込んできた。



岩山の剣岳から伸びているとは思えない緩やかな剣沢の起伏
あこがれのあの場所にテントを張れるんだぞと思うとザックがいやに軽く感じられる。
ホットコーヒーを飲みながら景色を楽しむ。


嶮しい道をズンズン下ると、チングルマのホネホネが陽に輝いていた。
15:10
ザックを置いて剣沢小屋にお金を払いに行くと、なんと唯だったんですね。
知らんかったわ。
すばやくビールを2本買ってしまった。
二回目ゆえ、なんとかもたもたしながらも、無事テントも張れました。
17:50
月明かりが闇に浮かび上がっていた。


13日に続く

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