鳳凰山(薬師岳2780m・観音岳2840.4m・地蔵ケ岳2764m)南アルプス北部
2008年5月3日 17013歩 単独
4日 28399歩
高速往復6000円+薬師小屋宿泊代7800円+ビール&ポカリ1400円+ガソリン代?
5月3日編はココからどうぞ
自宅発(4:00)〜夜又神の森駐車場発(7:10)〜夜又神峠(7:57)〜南御室小屋(11:47)〜薬師小屋(13:20) 6時間10分 休憩含む
5月4日
薬師小屋発(6:00)〜薬師岳(6:14)〜観音岳(6:40)〜地蔵岳(7:50)〜薬師小屋(10:50)〜南御室小屋(11:40)〜夜又神の森駐車場(14:35)〜自宅着(18:00) 8時間35分休憩含む
昨日はガスに包まれ、状況が把握できなかったが、今日は違いますよ。
お天気ですよ♪
ちょっとガスが出ているものの、南アの山が奥の方までずら〜と見渡せますよ。
昨日越えてきた砂払岳と薬師岳の鞍部に小屋はあります。 とってもいい場所です。 |
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小屋からすぐの稜線に朝食前のお散歩。 北岳バットレスの迫力が眼の前に迫ってくる。 気温が高い朝はもうガスが上がってきて、クッキリというわけにはいかないが、それでもピンクにチョッピリ染まってくれました。 |
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仙丈ヶ岳から北岳が肉厚な感じでどっしりだ。 行きたい山がまた増えてしまったぞ。 |
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霞んでいても、富士は富士 登ろうとは思わないが、北の山から見えた見えたと、つい喜んじゃう象徴の山だけのことはあるわね。 近富士は金峰山以来だな。 |
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6:00 朝食をしっかりいただいて、 重い荷物も小屋に置いて オベリスク目指して行きます。 片道2時間ってとこでしょうか。 |
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イワヒバリも朝のお散歩に繰り出し、あっちでも、こっちでもおしゃべりに余念がない。 本当に人懐っこいのよね。 |
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小屋からわずか15分で薬師岳山頂です。(2780m) まあ、朝のお散歩に来ているんですがね。。。 なかなか、あの雲が取れてくれない。。。。 |
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八ケ岳の雪も本当に少なくなっているのね。 ここはまだたっぷりだっていうのに。 |
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今日はずっとこの景色がお供してくれている。 骨太な山だなぁ。 |
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6:40 観音岳(2840m) ここまでは多くの人がやって来て、山頂もにぎやかだ。 |
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ここから先は、ギザギザの岩場の連続のように見える。 う〜ん遠いな。 しかしここは、甲斐駒を近くで見たいよな。 |
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そして、地蔵仏が北アに背を向けてすねているお猿さんを想像してしまうのよね。 へ?北ア?冗談じゃないよ、南アのどっしりとした雄大さを知らねえな!? って、きっと言っているにちがいないよ。。。 北アの白い帯がこれまたすてきだ。 |
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登ったことのある山っていうのは、ひと際愛着があるけれど、もし登った事がなかったとしても、、、 これを見たら きっと ぜひ登ろうと思ったに違いない。 ひと際異彩を放っている。 |
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気温がグングン上がって、歩きにくい。 踏み抜きがたくさんだ。 ズッポリ地獄にはまらない様に、 ここはおしとやかに歩くしかないぞ。 |
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7:50 登り返しのきつそうな急斜面をぐいぐい下ると賽の河原。 地蔵岳(2764m) さあ〜て、今年初の岩場だぞ! 不安と期待感で緊張しますよ。 |
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昨日小屋で盛り上がったお父さんと、小6の男の子が下ってきた。 さすがに男の子の足取りは軽やかだ。 裏銀座も、槍もどこもいつも2人で歩いているという、世のお父さんがうらやましがる親子ですよ。 |
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岩と岩の間の窪みをしっかり三点支持で登り上げる。 なかなかスリリングではあるが、足場があるので大丈夫ね。 途中雪があったのでアイゼンを付けたまま登っちゃいました。 |
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てっぺんには立てなかった! ザイルが一本見えたが、この巨大な岩を登る事ができるのは、ロッククライマーだけだろう。 |
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8:15 それでも、ここは特等席ね 尾根の向こうには北岳だし |
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私の登るのを待っていてくれたかのように、ガスに隠れていた甲斐駒がまた姿を現した。 ピラミダルだ。 本当に絵になるかっこよさだ。 |
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すごい急斜面であります。 きゃあ〜あ!!! 女性の方が滑落したらしい。 木にひっかかり、怪我はなかったようですが。。。 確かに下りは、一気に尻セードしたら止まらんだろうな、と思った斜面だった。 腐った雪ではあってもキックスッテプで慎重に登ります。 はい、私は皆が登った後 にね。 上から人が降って来たら大変だもん。 |
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つい最近歩いた唐松岳を髣髴とさせる 快適ロードね。 |
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ワシワシと歩いていると、なんか後の気配が変わったみたい・・・・ 私の後にいたおじ様にしては、ピッタリ私に付いてくる。 変だなと思い、振り返ると短パン、Tシャツそして、スニーカーの.少年だった。 なんと彼は地蔵岳からやって来たようだ。 アイゼン持っているんですけどね、めんどいから・・・・。 早いっすね。 足?やっぱり冷たいっすね。 と言いつつ走り去った! う〜ん、無謀な若さのエネルギーはすごいなぁとおばさんはある意味羨ましく見送った。 こちとら、2000mを超える稜線歩きは、息がゼイゼイして、空気が薄いんじゃないかと勘ぐっていたのに、あいつはさ、走っていきやがったぜ。 最近変なのが良く来るからそんな格好の人にあったら、注意してくださいね。 と山小屋の人は言っていたけれど、、、、まさにズバリの彼ではあったが、そんな気にはサラサラなれなかった。 まっ、天気も良いしね。 |
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10:50 こんな天気の日には、小屋の雪下ろしに余念がないお兄さん。 布団も屋根の上でぽかぽかだ。 この陽気に我慢できずにポカリを400円で購入し、一気飲み。 |
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南御室小屋のテントの数もぐっと増えたようだ。 |
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11:40 セルフサービスのホットコーヒーに心惹かれたが、水場に直行し、まずは一口飲む。 うまい! ジリジリと日焼けモード満載の太陽を浴びながらパンとコーヒーのランチタイム。 |
GWとてどんどん登ってくる。
やっぱりみんなこの暑さにウンザリ顔だ。
下りは快適だわね、踏み抜きという強敵がいたが。。。。
樹林帯を抜け、山火事後にやって来た。
白鳳三山を眺めながら、歯を磨く。
小屋には水がなかったから、顔も洗っていないし、歯も磨いていないのよね。。。
こんな贅沢ってないよな、と思いつつシャカシャカ、シャカシャカ。。。
農鳥岳の影にちょこんと見えるのは塩見岳だろうか、この山も魅力的らしいわね。
地図を取り出し、赤石岳、聖岳とたどっていく。
一番左の(写真には納まらず)雪のない山が光岳か、ここは夏にはヒルがいるらしいな・・・
しかし、みんなどっしりだなぁ。
林の中にはコバイケイソウの若芽が、、、やっぱり南なのねぇ、林の中に咲くのね。
イチリンソウにもうお目にかかろうとは思ってもいなかった。
14:30
駐車場は先の方まで満杯だった。
夜叉神峠はどうやら観光地らしく
小屋の前は、空恐ろしくなるような人たちで賑わっていたから、スルーしちゃったけれど
そんな人たちの車と思われますね。
帰りの高速の長さにうんざりしながら、
都会の人はみんなこんな思いをしているんだ、大変ね。。。
長野に住んでいて良かった、良かったと3時間の運転にさえ飽き飽きしてしまった。