蓮華岳 2799m  北アルプス

2008年7月21日(月)  単独  28312歩 走行距離 130k

自宅発(6:15)〜扇沢駐車場(7:50)〜大沢小屋(8:32)〜針ノ木小屋(10:52)〜蓮華岳山頂(12:00) 4時間10分休憩含む
蓮華岳山頂下山(12:50)〜針ノ木小屋(13:30/13:47)〜駐車場(15:50)
3時間休憩含む

巷では海の日ってことで3連休、何で海の日なのかはわかりませんが(トンと海にはご無沙汰だからね)皆さんそれぞれチョイスした山を楽しんだことでしょうね。。。。



長野もここに来て連日30度を越える暑さが続いておりますよ。。。

前回の赤岩尾根での暑さに懲りて
絶対涼しいぞ!文句あっか!
な雪渓歩きをチョイスしてみました。
この日は長野でも35度を越える暑さだったようですが
なんたって、天然クーラーの威力を思う存分肌に感じながらの快適山行きでしたわよ。

8:32 大沢小屋
三連休という事もあって、登山口には、指導員の方が・・・


作業道の様子を聞くと、整備もしっかりしておきましたから・・・はしご場の所は、落石に注意してくださいね。
至れり尽くせりですね、ご苦労様です。
大沢小屋は下山してきた人たちで、ほどほどの混みよう(これからが下山する人たちで混むのかな)
小屋の裏の冷たい水で喉を潤す。あまりのおいしさについ2杯も飲んじゃいました。
洗濯バサミでしっかりとめてある鍋の中身が気になりますね。。。
9:00
雪渓の上に降り立つと、冷たい空気が降りてくる。
今までの汗だくな体に冷気がここち良い。
ガスの切れ間から覗いた空の色が、まさに夏空だった。
白馬の雪渓よりは落石も少ないように感じるが、それでもリスクは負いたくないので、雪渓の終わったところで休もうと思っていたが、今年は(今年も?)雪の量が多いらしく、雪渓がずっと、ずっと続いていますよ。
なかなか休めませんよ。
下山してきたおじ様の様子が変ですよ。
膝の辺りを骨折したらしく、小屋で湿布を貰ったらしいが、一歩ごとに響くらしい。。。。
テーピングテープで、ズボンの上から巻いてみました。
わからないながらも、全部巻いちゃうと、膝が曲がらないのではないかと思い、膝小僧の後で交差させながら、膝の上下をクルクルと。。。
痛みが少なくなったようですよ、良かった!良かった!
まだまだ時間はたっぷり、焦らないでゆっくり下ってくださいね。

私のエマージェンシーセット初出動でした。
お役に立ててよかったわ。。。
どうやら今年は雪渓が峠まで続いているようよ。
ちょうど休もうかなって思っていたところで、あのおじ様たちにあっちゃったから、休み損ねてしまった。
峠直下の急斜面がけっこう体に来る。
チングルマも、ミヤマダイモンジソウもみんなまだ雪ノ下で眠っているし、疲れたときの慰めがないもんね。
雪渓歩きはほとんど直登状態だからして、歩数、距離はけっこう稼げるんだろうけれどね。

10:52
ガスがめまぐるしく動く中にようやく小屋が見えた。
3時間の内、1時間50分は雪渓歩きだったな。。。。

 
ワオー すっかり夏山じゃん♪

ホシガラスは求愛に余念が無かった。
すぐ近くにお目当ての彼女がいるんですよ。。。。
ザックを小屋にデポしてのお気軽稜線漫歩。


針の木とスバリ岳の間にかくれんぼしているのは、誰だ?
高度をもっと上げると、、、、
あらまあ、剣岳じゃあありませんか。
これだから稜線歩きは楽しいのよね。
やっぱりかわいらしい、仲良しこよしのチングルマたち。。。
峠から蓮華岳にはゆっくりのんびり歩きたい。。。
そんな気持ちにさせてくれる、優しくておおらかな山なのよね。
ちなみに、山頂は手前ではなく、奥の方に霞んでいる方よ。
この優しさに溢れんばかりの蓮華岳も、たよやかさの裏には蓮華の大下りなんていう嶮しさも隠し持っているんだよね。
人間も、山も表から見ただけじゃあわからんのよねぇ。。。。
稜線にはコマクサだけじゃあなく、ミネズオウの群落もお見事でした。
ある意味ではコマクサより感動てきでした。
コマクサの花の時季はとっても長いのだろうか、
去年8月にここを歩いたときにも一面のピンクだったなぁ。
タカネツメクサ
みんな精一杯に陽の光りを浴びようと、爪先立ちしているみたいでかわいらしいですね。
これぞ高山植物だぞっていう感じだな。。。
蓮華岳からちょっと下ってみる。
瓦礫に点在するタカネスミレ
船窪岳へのこのコースは、登り下りのギャップが大きくて、本当に歩き応えのあるど根性コースだったなぁ。。。
今日も3人のおばさまが、下っていきましたが、とっても静かなコースでした。

今日はガスが多く、槍も見えなかったし、鹿島も姿を現すことは無かった。

コーヒーとバウムクーヘンでまったりしながら、それでも、とっても気持ちの良い世界を味わう事ができた。
蓮華岳直下で出会った雷鳥の親子は、
かなりな距離をお散歩したらしく、もうひとつ手前のピークで遊んでいた。

私の気を雛たちからそらすためか、登山道の真ん中で、砂浴びをして見たり、、、わざと雛から離れてみたり、、
母は強しだな
五つ子を育てるって大変だよね。
ガンバおかあさん!
てんでナ方向にみんな行っちゃうのよね。
ちゃんと生き延びて、おかあさんみたいになるんだよ
13:47
ついつい蓮華で遊んでしまい、遅くなってしまった。
まあ、雪渓の下りは、早いからね・・・。

大沢小屋で、気になっていたおじ様の様子を聞こうとしたら、連れの2人がちょうどテーブルにいました。
雪渓をゆっくりゆっくり下ったため、足は何とかもったものの、体が冷え切ってしまい、小屋の手前で動けなくなってしまったらしい。
ようやっとでたどり着き、ここで泊まり明日下るそうです。
私もホッとしましたよ。
登山口近く
みな、雪崩にやられたのだろうか、無残な姿だった。

それでも、森はまた生きかえるのよね。。。。
15:50
なぜか、長く感じた一日だったなぁ
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