蝶ガ岳 2677m

2009年5月3・4日  曇り   単独  歩数 23156歩

自宅発(6:30)〜三股駐車場(8:00)〜登山口(8:15)〜まめうち平(9:52)〜山頂(12:40)4時間25分
蝶ガ岳ヒュッテ発(7:20)〜まめうち平(8:38)〜登山口(10:02) 
2時間42分

この時季はどこの山を選ぶか(私の行ける山はどこか)なかなか決まらないんであります。

今年は雪が少ないと言われてはいますが、先週に結構降ったらしく(春先のドカ雪ってよくあるんだけれど)油断は出来ないのですよね。
北アでの遭難がこのところ相次いでいるし・・・・

そして天気もパッとしないし・・・。3日はもっても4日はどうやら崩れる予報。
先週八方で、食いつかんばかりの強風を体験したばかりなので、、、、
山頂直下まで樹林帯なら、なんとかなるかな・・・

高速を降りると青空の下いい感じです。
でも、なんか蝶に向う時って、いつもこんなバージョンだったような気がしないでもない・・・カナ。
ETCなしで1350円。微妙な距離ね。
日帰りも頭の中にあったが、寝ぼすけして、8:00ですからして、まあここは金に明かして豪華山小屋泊まりにしようか・・・
って、あの吹きさらし稜線に今の時季テント張る根性は無いのよね。
新緑の森を走ってきたけれど、ここでもうこんなに春が進んでいるなんて、ちょっぴり驚くと同時に、ウキウキです。
まずいな、のっけからこれじゃあ足が前に進まんじゃないの。
キクザキイチゲロードの始まりね。
ニリンソウの時季に遭遇したことはあれど、こんなにあたり一面のキクザキイチゲは初めてだ。
写真はかなり控えめに撮ってありますが、まだ眠っているのが殆どだったもんで、割愛です。
カラカラに乾いた道を気持ちよく進むと、常念がいい感じの高さになってきた。
雪も現れるが、アンダー1枚でも汗が吹き出る。

もう少ししたら休憩、と思っているうちに
1時間半余りでまめうち平
良いペースです。
ここでアイゼン装着
しばらくの間こんな森林散歩が続きます。
汗がス〜と引き気持ちの良い歩きができます。
針葉樹とはいえ適度に明るい森は気持ちが癒されます。(私的にはここが南アと違うんじゃないかしらって思っちゃうんだけれどね)
10:27
2時間20分でやっと半分ってところです。
しかし、ここからが長かった。。。
デブリがある沢をトラバース。
けっこうな急斜面です。
滑ったら一気に沢の底にさよなら〜な感じ。
かなり前のものと思われるが気持ちの良い物ではないのでさっさと行きます。
何回か沢やら尾根側を越え、ここからかなりな急斜面帯になります。
やばめの箇所ですね。

一歩一歩で30センチは高度を上げているだろうな急登。
ピッケル必須ですね。
3点支持で、腐れた雪を登り上げます。
はい、言葉では一瞬なんですけれどね。
ここまでくれば、危険度は無いものの
最後の一番しんどい箇所です。
1秒に1歩が3秒に1歩に。。。
知っていてもまた来てしまう、こうなればマゾですね。
ここを越えれば、そうここを越えれば・・・♪
その一念で踏みあげる。
なんか久しぶりの感触でもあります。
いいよねぇ、この感じ!
やっぱマゾかいな
途中で、地獄だ〜とひっくり返っている若者が実は羨ましかったりして.・・・
あれが出来るのは若者の特権だね。

そうです、これです、この瞬間が堪らない!
わかりますかしら、あの尖がりが!


これだけのために来たようなもんですね。

蝶ガ岳は主役にはなれないかもしれないけれど、、、、良い山ですね。


涸沢にいるときには感じられないけれど、あんなすごいとこにあるのね。

「お〜い、○×さ〜ん楽しんでいるかい」
カールもここからは滑らかな雪面が広がるだけで、人の気配を感じることは無く、ダイナミックな迫力で迫ってくるだけだ。
やっぱり槍は槍。
剣岳とはまったく違い、その繊細さが心を惹きつけるのよね。
しかも、どっかり根を張っているくせに、素知らぬ顔でツンと自分だけおすましだ。
したたかな奴よ!
と、まあ犬の遠吠えならぬジャブをかまして見たくもなるほどに魅力的だわね〜。

福岡からはるばる来たお嬢さんと福島から来たという、南北なお方に挟まれ、わずか1時間30分で登山口っていう、妙に肩身の狭い思いと、誇らしさをないまぜにしながら夜が明けたのでありました。。。
朝になってみると、眼の前の迫力な山々の中で控えめな焼岳がなかなか渋いじゃん。
これだけの迫力満載の山に囲まれちゃね
素敵な山なのに立地条件が悪かったのねぇ、。

7:20
福岡のお嬢さんとまったりコーヒーを飲んで、下ります。
蝶の雪形も春の雪のために現れるのはもう少し先に伸びたようだ。
妙高と同じで常念もやっぱり松本側からのスッキリした姿が好きだわね。
なんて自分勝手な事を言いながら、昨日は難儀した斜面をスッタかサッサと下る。
これって写真では伝わらないかもですがものすごい急斜面です。渋滞しています。
なんやら余りの急斜面に、腰を落とし、お尻をつきながら一歩一歩下った方がいいかもなんて言っておりますよ。ヘッピリ腰であります。
しかも、皆さんピッケルはザックに、そしてストックで下っています。
私もストック派ではありますが、ここはどう考えたって、ピッケルの出番でしょうが。
ここで使わんかったらいつ使うんねん!
滑ったらそのまま、、、
運がよければ木にぶつかるかもしれないけれど、逆に運良く木にぶつからなければ、沢の底まで行っちゃうよ。な場所でありますよ。
リーダーとおぼしき人もストックだしなぁ。。。
ピッケルはただのお守り?
「先に行ってくれませんか、○×さん山側によけてください」
「エッ?山ガワ?」
と言いつつ、おば様はしっかり谷側に降り、リーダーに怒られていましたよ。
偉そうにいう気は毛頭ないけれど、
出来るならば、夏山で経験を積んでから来て欲しい。。。
あまりのあぶなかしっさから、ついつい老婆心が頭を持ち上げる。
そのオバ様が一歩踏み外せば、、、恐いですもん。。。
「大丈夫です」と言いつつ、登りあげ、オバ様を避けたことは言うまでもありませんが。。。
山で似たようなパターン良く見かけるのは悲しいけれど、停められないんでしょうね。。。。
登る時には3時間近くかかったまめうち平に下りは1時間20分出来てしまった。
まったく山ってこんなもんなのよね。
そんな雪山もズンズン下れば・・・
春の花の季節満開状態でして
ついつい足が停まってしまう。
イチリンソウにあらず、ほらちっちゃな豆つぶがこれからグングンと開いてくるのよね。
雪山を味わい、春の花を味わう
贅沢です。
ここがソロの気楽なとこれで、こんな花たちをまったり、ゆっくり、じっくり楽しむ。
マントを羽織った魔法使いのおばあさんにも見えるし、、、哲学者にも見える。。
う〜ん花の世界は奥が深い。。。
混雑しそうなところを避けながら、のんびり下道を走る。
ふと信号で止まったところからは、山肌はガスに包まれ見ることは出来なかった。
グッドタイミングね。






久しぶりの本格的山行きで、目下筋肉痛でありますトホホ。
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