甲斐駒ケ岳 2967m 南アルプス北部 山梨県


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9年9月26日・27日 まあまあの    単独

の中の3連休も好天で幕を閉じ、少しは山も静かになったかな。

しかし、相変わらず休日前は残業の日々が続き、早起きが出来なくなってしまった。。
ってなわけで、なんかまったり出来そうなコースをチョイスしてみたんだけれど、、、、
初日まったりのしわ寄せが後半にどっと押し寄せるって、、、
なんかさ学習能力がないのかしらん、雪倉岳山行きで懲りたはずなのに、、、。
でも、いいんです。
たぶんこれが今の私には似合っているのかも。。。

9月26日

自宅発(7:30)〜戸台口仙流荘にてバス(10:05)〜北沢峠(11:00)〜北沢駒仙小屋テン場(11:10)10分


9月27日
テン場発(5:00)〜駒津峰(7:10)〜山頂(8:30) 3時間30分(休憩含む)
山頂下山(9:15)〜駒津峰(10:20)〜双児山(10:45)〜北沢峠(11:35)〜テン場(11:45/12:25)
2時間30分(休憩含む)
バス(13:00)〜自宅着(16:00)


9月26日
早朝に着いてそのまま登る元気がないときには、10:05をチョイスするしかない。
う〜ん帰りは13:00が妥当だろうか。

16:00だとゆっくり山を楽しむことは出来るが、帰宅が夜になってしまうしな。。。

できれば15:00が良いんですけれど、、と小さく呟く。。。
マイカー登山に慣れている身には、はなはだ不便なのよね。
三連休後の週末のせいか、のんびりしたもんです。
村営バスはこの方々を乗せ、まるで会社の慰安旅行のノリでゆるゆると走っていきます。
バスの中の写真もバスの外側に付けられた写真も、すべてマイナーでしかもそれなりの山の経験がないと登れないだろうなと思われる鋸岳一色なのが、なぜか長野県人の律儀さを感じて微笑ましい。
甲斐駒の雰囲気はゼロなんだけれど、たぶん乗車客の90%は甲斐駒、あるいは仙丈岳狙いでしょうね。
表立ってお隣の県の山のアピールをしない奥ゆかしさか。。

11:10
テン泊装備で10分徒歩。
ハハハ、、ビール担いでくれば良かったなり、も後の祭り。
律儀な長野県民?ですからして、昼前から飲んだくれるのもちょっと気が引け
お散歩に出かけますか。
高い場所はガスに覆われ何も見えませんが・・・



30分ほど先の仙水小屋のテン場は林の中にあります。
2張りでした。
迷ったんだけれどね、ここにするかどうか。。。
でも、ちょっと寂しげな場所です。
30分の時間短縮を狙うならここが良いかもだな。
(翌朝ここを通過したときには、落ち葉がたくさんテントにこびり付いていた。
う〜んこれも良し悪しねぇ。)
樹林帯を行くと、突然ガレ場に突き当たる。
色もすっかり取れてしまった年代物のプレートは、サロメチールの広告入りで、白峰会とも読める
ガスも出てきたので、仙水峠は明日の楽しみに取って置き、ここでまったりする。
         
足元の紅や白がとってもきれいです
上を見上げるとこれがまたいい感じですね。のんびり楽しみます。


9月27日

7時過ぎにはぬくぬくシェラフの中でして、やぁ〜よく寝た、よく寝た。
日頃の睡眠不足を一気に取り戻したね。
雨の音を遠くに聞きながら・・・・。

しかし、3時頃肩の辺りに違和感を感じ眼が覚める。
なんと、シェラフが濡れている!

空気口から雨が吹き込んだのだろうか。
シェラフから這い出て見ると、テント内に水溜りが!
そんなに強い雨だったとはつゆ知らず、ぐーすかぐーすかだったのかぁ?
おまけに、足長蜘蛛まで、テント内に避難してきているし・・・

パニック状態を緩和させるため、まずはコーヒーをいれる。
外をのぞくと雨は止んでいるようだが、当然暗いので天気がどんな様子なのかわかりゃしない。

帰る頃には、テント内が乾いている事を期待しながら
簡単に朝食をとり、サブザックにヘッデン装備で5:00出発



6:00
仙水峠に出ると、ようやく視界が開ける。
オベリスクはどこから眺めても一目瞭然だわ。
峠から樹林帯の急登が続くが、
ときおり姿を見せる甲斐駒がどんどん大きくなる。
ここからだと、摩利支天が迫力満点ね。
7:10
駒津峰 2740m

絶好の展望地ゆえ休憩です。
昨夜の雨の影響か、霞が取れません。

奥にチョッピリ霞んでいるのが鳳凰三山
どっしりな仙丈ケ岳
今回は甲斐駒か仙丈かと迷ったが、仙丈ケ岳はやっぱり花の時季に登りたいよねってことで、来年のお楽しみです。
白い岩肌と色づき始めた紅葉のコントラストがきれいです。
山頂にはもう登山者の影が動いています。
3時頃テントの脇を通る足音を聞いたが、山頂でご来光を楽しんだのだろうか。
根性がないとね、、、できんわ。。
この辺りの稜線歩きはなかなか楽しい。
今日はサブザックの超身軽さ。
ってことは当然、直登コースでしょ♪
花崗岩ゆえか、鎖もはしごも全くないので、わずかな手がかり、足がかりを駆使して岩場を乗り上げる。
一つ一つの岩が大きいので、けっこう腕力も要りますわ。
花崗岩の白さに紅い葉っぱが映えていて、緊張感をほぐしてくれます。
見上げると要塞のようでして、その迫力に感嘆
左手奥には鋸岳
絶壁の紅葉が見事でした
登山道を振り返る
8:30
百名山の中でもトップクラスの良い山ですね。
広い山頂ではみなさん思い思いに楽しんでいます。

フフフ・・・今回はあの岩の上には登りませんことよ。
なんかね、とっても静かな雰囲気でして、、、気が引けたのよね。。
黒戸尾根からの登山道
前回は長い長いこのコースでした。
氷で凍てついた岩場での緊張感が甦る。
ガスが多く北岳が見えないのが残念です
その嶮しさゆえ行く事がないだろう鋸岳がガスに見え隠れ。
ガスの合間に顔を出したオベリスク。
また、登りたい山の一つだわね
9:15
山頂でコーヒーを飲みながらついつい長居をしてしまった。
下山はトラバースコース。
摩利支天は割愛です。
見事というしかない様な色です
下山中もたくさんの人が登ってきます。



10分後にはガスが押し寄せて、そのダイナミックさを演出してくれました。

双児山コースで下ります。
甲斐駒のピラミダルさが嘘の様なとても優しい雰囲気です。
稜線を境に植生が違うようですね。
振り返ると、甲斐駒が霞んでしまっていた。
10:45
双児山 2646m
狭い山頂で一休みして、一気に樹林帯を下ります。
樹林帯に入ってからがかなり長いのよね。
13時のバスに乗るために駆ける様に下る。
双児山からのCTを50分短縮って、自分でも納得するような歩きっぷりでしたわ。

飽きてくる頃、道が広くなって、北沢峠の近い事を感じさせてくれる。


11:45

テントを撤収しますか。
シェラフはかすかに湿っているが、テントの中は乾いていました。
シートはぐっしょりで、水が溜まっていました。
下からの浸入だったのね。

後日、シェラフカバー購入。
こうして、山道具ってどんどん増えていくのよね。。

12:25
最後のコーヒーを飲んで、甲斐駒を眺めるも、その姿は見えませんでした。


今度来る時は、ここを根城に仙丈ケ岳だね♪





自宅着16:00
南アも近いんヤネ・・・
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